第4回「木材生産拡大チーム会議」を開催しました

第4回目の「木材生産拡大チーム会議」を開催しました。
平成19年度低コスト間伐モデル地区における利用間伐の実施状況の調査及び平成19年度低コスト間伐モデル地区における取組について協議しました。

○日 時
平成20年3月25日
○場 所
アバンセ及び小城市の現地
○出席団体
県森林組合連合会、各森林組合、素材生産業者、県農林事務所、県林業課

080415.jpg080415-2.jpg

○会議での意見等

  • 団地化した施業対象の森林すべてが、必ずしも利用間伐に適した状況の森林とは限らない。
    過去に、手入れがあまり行われていない林分、生育状況が悪い立木は、搬出しても収支ではマイナス要因が高くなるため、全体の収益を低くすることとなる。
    団地化した施業対象の森林を林分の状況を見極め、利用間伐(搬出)と保育間伐(切り捨て)に区分することが必要である。
  • これまで、手入れがあまり行われていない林分が多い地区では、利用間伐ができる(収益が期待できる)林分が少ないため、団地化、利用間伐といっても現実的に難しい部分もある。
  • 小城地区は、車両系による作業システム(プロセッサ、フォワーダを利用)で実施されたため、林内路網密度は約220m/ha(既設の道を含む)と高くなっている。
  • 高性能林業機械を活用する作業システムでトータルコストを縮減するためには、オペーレーターの技能向上を図ることも必要であるが、オペーレーターの技能は、1日や2日の操作研修で身につくものではない。現場作業を経験する実践的な研修を一定期間行う必要がある。
  • 高性能林業機械を活用する作業システムで、トータルコストを縮減するためには、作業班長の段取りも重要である。必要最小限の人員を効率よく配置し、余剰人件費が生じないように人員配置を行う必要がある。
  • 林道沿線の現場などでは、架線系のラジキャリーも有効である。現場条件にもよるが、主索は200m程度張ることができ(主索を張る部分は2~3列伐採する)、両側それぞれ60m程度の横取りが可能であり、1回の索張りで2ha程度の搬出作業が可能な現場もある。
  • 車両系の高性能林業機械の普及により、林業架線の技術者が育たないことも、将来的に懸念される。
  • 生産コストを縮減することにより生み出される利益は、基本的に森林所有者に還元されるものかもしれないが、現場作業労働者の意欲や意識向上の観点からは、労働者が努力してコスト縮減を実現した場合、労働者への還元も考慮すべきではないか。
  • 来年度におけるチーム会議では、設定するモデル団地におけるプランの策定から参画するように検討したい。