第2回「木材生産拡大チーム会議」を開催しました

平成20年度低コスト間伐モデル地区における利用間伐の実施状況の調査及び低コスト木材生産における今後の課題や対策などについて意見交換や情報交換を行いました。

○日時   平成20年12月24日
○場所   現地(佐賀市、多久市内)及び林業試験場3階会議室
○出席団体
県森林組合連合会、各森林組合、素材生産業者、佐賀森林管理署、県農林事務所、県林業課

○会議での意見等

・佐賀市の小副川地区は、定性間伐による施業で、車両系搬出による生産システムを採用し、伐木・造材はチェーンソー、木寄せはウインチ付グラップル等、土場までの運搬はフォワーダで実行中。12月末時点で作業は7割程度の進捗。1月下旬頃に終了予定

・多久市の花祭地区は、列状間伐(3残1伐)を主体とした施業で、近隣の飛地を含め   4エリアに別れている。典型的な車両系搬出による生産システムで林内路網密度は  約250m/haとなっており、木寄せ距離はほとんど50m以内に設定されている。伐木・造材はプロセッサ、木寄せは林内作業車装備のウインチ等、土場までの運搬は林内作業車で実行中。12月末時点で作業の8~9割程度の進捗。1月上旬頃に終了予定

・大型機械である高性能林業機械を利用する場合、造材や運材作業で、効率よく作業を行うためには、作業道の幅員や作業空間が広い事にこしたことはない。たとえば、胸高直径20センチ丸太のプロセッサ造材では、幅員4mの作業道では、幅員3mの作業道と比較して、1本の処理時間が約4割縮減(処理時間:幅員3m→約44秒、幅員4m→約26秒)されるとの報告もある

・富士町管内は、地質的にいわゆるマサ土地帯であり、作業道を作設した場合、降雨等により荒れやすい(雨裂が発生しやすい等)地質である。こうした地域特性や、広い幅員では潰れ地が広くなることもあり、幅員の広い作業道の作設に抵抗感が強い森林所有者も多い。現状は、森林所有者の意向を踏まえ作業路を開設し、それに応じた作業システムで実施している。また、列状間伐についても、まだ管内の森林所有者への理解は十分浸透していない状況であり、引き続き、普及啓発が必要

・1現場4~5人の作業体制の中で生産性を高めるためには、一定の役割分担の中でも、それぞれが連携して臨機応変に作業に当たり、手空きの状態がないように作業を行うチームワークが必要

・列状間伐で伐採列を入れるc場合、場所によっては、作業道に対して単純に直角に入れるよりも、多少鋭角に入れることにより、スイングヤーダが座りやすい(列方向に向かって正面に座るのに時間が短縮される)、荷下げの場合の作業危険性が少ない、全幹材の造材が行い易いなどのメリットが考えられる

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