棟梁井手一雄/1

 京都御所など江戸幕府の建築にかかわった大工・中井流の流れをくむ京都伝統建築の継承者です。

しかし、プレハブ全盛の今日、伝統技術の出番は極めて少ない。
問題はそれにとどまらず伝統技術そのものの継承が危ういことです。

井手さんがしみじみと語った。
「息子の代で終わる」。
この家の工期は実に半年に渡った。