「提案型施業・間伐コスト分析研修会」を開催しました

6月29日に、県産木材利用推進プロジェクト木材生産拡大チーム研修会として、全国森林組合連合会林政・組織部 本多 孝法氏を講師に迎え、「提案型施業・間伐コスト分析研修会」を開催しました。
当日は、森林組合、林業事業体、国、市町、県の職員など、約50名以上の参加があり、講義の後、事業体毎の個別演習問題や活発な質疑応答等がなされました。
研修は「間伐生産性・コスト分析シート」を用い、提案型施業を進める上で基本となる収支把握、年間事業計画、単価設定方法などを講義と実習で学ぶ内容でした。
今回受講された各事業体で、今後、このシートを有効に活用していただきたいと思います。

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(写真・左)講師の本多氏 (写真・右)グループに分かれ演習問題を解く受講者

<講義概要>
・ 分析シートは、調査研究用ではなく、組織内の情報共有・分析ツールです。
・ 低コスト作業システムには、施業方針と機械の費用対効果、チームワークが重要。
・ 提案型集約化施業の課題は「データ」、やるかやらないかという「とりかかり」、どこにどう提案するか「踏み出し」、団地の施業が完了して「見直し」などの問題があり、見積書やコストなどデータの蓄積・活用に関する問題が多い。
・ コスト分析は、事業体、職員、森林所有者にとって、どんな意味があり、どんな効果があるかをしっかり考え、組織内で共有・フィードバックすることも大切。
・ 県の林業普及指導員は、現場コストの把握などチーフプランナーを支援してはどうか。

<質疑>
Q1人1日生産量が2,3立方メートルから伸びない。どこを改良すればよいか。
A現場を見ないとわからない部分もあるが、一般的に集材がポイント。
高密路網で線を張らず掴みで寄せる、又は、線を張ってトラックに直積みするなど、作業の1工程を省略できる方法を検討する必要がある。

Q日報に伐採本数や造材量など作業量を記録する必要性は分かるが現場の理解をどう得たらよいか。
A全員でなく利用間伐班のみ導入する、目的の説明、コスト分析結果のフィードバックなど、できる所から始めることと、組織内での情報共有等が大切。

Qリースの場合の機械費用の計上方法はどうするのか。
Aリース費を償却費に、修理代は実績額等を計上する、など多数質疑応答がありました。

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(写真・左)演習問題を解く受講者 (写真・右)演習問題の結果を発表する受講者

◆提案型集約化施業に関する詳しい情報
全国森林組合連合会 提案型集約化施業ポータルサイト
http://sv52.wadax.ne.jp/~shuuyakuka-com/index.html

◆ 県産木材利用推進プロジェクト会議(木材生産拡大チーム)に関する問い合わせ先
佐賀県生産振興部林業課専門技術員
〒840-8570 佐賀市城内1丁目1番59号
電話0952(25)7132 FAX0952-25-7283
e-mail:ringyou@pref.saga.lg.jp