森林を「観光資源」として活用する取組を考えています。

まず、(1)の写真を見てください!これが明治35年に、植林されたと言う「八郎さんの森(通称)」の杉の樹皮に繁茂した苔です。

(1)「八郎さんの森」スギの樹皮に繁茂した苔

  樹齢111年の風格がうかがえます。(場所は、佐賀市富士町です。)
先頃、「NPO調和の森」が主催で、この森の除伐を行いました。(今後、作業道兼見学道の作設を行い、目標としている「森林資源の多目的活用」の実践に向けて頑張っていきます。)

(2)除伐作業後の森

  ところで、この取り組みは「NPO調和の森」の平成25年度活動計画に盛り込まれ、総会で承認された活動の一つです。
そもそも「NPO調和の森」と称するわれわれの団体の主たる目的は、森林の再生であり、間伐の促進などによる森林の環境の整備であり、木造文化の推進です。
そのなかでも森林の再生については、シンポジウムなど佐賀県とともに開催しながら森林に対する県民の意識を醸成する事に努めてきました。
しかし、それらは概して木造建築を促進して伐採・木材利用を活発にし、良好な森林環境を実現する事であったように思います。
ところが樹齢111年の杉を目の前にした時、伐採だけでなく保全し維持することも、また重要な事だと考えるようになりました。(というか、何かしら伐採を拒絶するような強烈なオーラがその森には漂っていたのです。「切るな」そんな声が聞こえたように思います)

そのようなことから、建築部材等としての「資源」だけで考えるのではなく、きちんと整備した上で観光としての「資源」で利用するというアイディアが提案されました。

ちなみにこのアイディアは理事の一人であり林業家でもある松原秀さんからの提言です。
そこで、今年の活動計画にあがり、総会に議案として提出されるに至った訳です。
早く整備を終え、バスツアーなどを企画して一人で多くの皆さんに見て頂きたいと思っています。

 関光 拝