第10回九州杉デザイン連携研究会が開催されました。

平成26年9月11日(木)、佐賀市鍋島町の佐賀県工業技術センターにおいて、第10回九州杉デザイン連携研究会が開催されました。

この研究会は、九州・沖縄地域の工業系の公設試験研究機関が連携し、九州の杉等に関わるデザインの研究開発と地域産業振興等の推進を目的に活動されています。平成19年度に福岡県大川市において第1回目の研究会が開催され、佐賀県での開催は3回目となります。今回の研究会には、公設試験研究機関の研究員のほか、企業関係者など約20名の参加がありました。

当日の研究会では、今後の活動として、「木製学校家具等の九州モデル」の開発などについて意見交換が行われたほか、参加者より最近の研究開発事例や商品についての発表が行われました。

佐賀県工業技術センターからは、諸富デザインセンターの辛川洋介特別研究員より「県産木材を活用した家具及び木製品の開発」について研究発表が行われました。この研究では、佐賀県林業試験場も試験体杉材のヤング係数(たわみにくさを示す指数)の測定において協力しています。発表では、学童用椅子の接合の違い(ダボ接合・ホゾ接合)による接合強度の比較結果が報告されました。

現在、佐賀市の小中学校では、県産木材を活用した木製の学童用机椅子の導入が進められています。佐賀県工業技術センターでは、今回報告されたように、学校現場からの要望・意見を聞きながら接合技術などの研究に取り組まれ、木製学童用机椅子の軽量化、耐久性、座り心地などの視点からそのデザインを研究されています。
今回発表された成果についても現場で活用され、今年度以降製作される木製学童用椅子の後脚部と側座枠の接合についてホゾ接合が用いられる予定となっています。

県林業試験場 馬場
佐賀県工業技術センター諸富デザインセンターの
辛川洋介特別研究員より研究発表
141001.jpg佐賀県産の木製学童用机椅子のデザインの改良経緯などについて説明
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佐賀県産の木製学童用机椅子
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大分県産の木製学童用机椅子
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企業等により開発された木製家具や塗装材