竹の可能性

上の写真はおよそ5mmtに平板化された竹の写真です。製品化したのは島根県松江市にある株式会社ウッドスタイルという会社です。
おもては枯れた竹や青竹あるいは黒竹のイメージに合わせて塗装されています。
また、その色は空間の目的や嗜好にあわせることもできます。無論自然のままですから節の長さや形は不揃いです。
でも創造力を掻き立てる素晴らしい素材だと感心しました。つまり大きな可能性を秘めた素材と言えます。
そこでこの素材開発のコンセプトと技術革新、加えて環境に配慮する企業姿勢等についてはカタログから抜粋します。

1.竹の可能性について
竹は大変エコロジーな資源です。3、4年で成竹になり、非常に生命力も強く再生サイクルが早い循環型の植物です。しかも他の樹木と異なり、伐出後も
植樹する事無く新しい芽を出します。その上、成長が早い事で他の植物に比べ8から10倍ものCO2を吸収します。その特徴に着目し新技術を導入して多くの竹を商品化する事でCO2の削減はもとより放置竹林の拡大の防止と里山再生に竹の利活用の可能性を提案しています。

2.竹の平板化について
島根県との共同研究で丸い竹を2分割もしくは3分割し、平にすることに成功しました。しかも節や皮を残したままで。
従来、竹の平板化は表皮や肉を削ったものを接ぎ合せて集成していました。
それは竹には見えない代物でした。そこで弊社では自然の風合いを保つ為にあるいは誰が見ても竹だと分かるように竹を丸ごと幅70mmから100mm,長さ2000mmに平板化したのです。

以上、抜粋。

苦節10年。諦める事無く執拗に試行錯誤を重ねてきたからこそ初めて日の目を見たのです。
今後、このような技術開発により、竹の需要が増え、放置竹林の拡大防止に貢献していただければと願っております。