「さがつく木のインテリア創出事業」第1回ワークショップを開催しました

8月25日(木)、佐賀県総合庁舎にて、「さがつく木のインテリアデザイン創出事業」第1回ワークショップを開催しました。01.png

■トップ・デザイナー馬場正尊氏によるミニセミナーの開催

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(本事業トップ・デザイナー 馬場正尊氏)

佐賀県は人工林率が日本1位。これはすごいこと。
それにもかかわらず、佐賀県の森林はブランド化されていない。なかなか活用されていない。林業としても活性化できていないし、森林も荒れているといった実態がある。

佐賀県は今後、県産木材を徹底的に使用する施策に大きく舵を切っていく。

県下で木材を取り扱う・使用する可能性がある企業は、できるだけ木を、県産木材を使用しその施策に乗っかっていったほうがいい。

これから、県では様々な施策を打ち出していくので、アンテナをはって、感度を高めていてほしい。

今回のリノベーション事業も本施策の一つ。新築もあるかもしれないが、時代の流れとして、木を使うということ、古い建物を再生(リノベーション)することは、国の空き家対策を含めて、大きい施策となっている。

本事業は、今年が初年度。今年度は3案件。3年間続くため、皆さんには積極的に関わってもらいたいし、キッカケにしてほしい。

今日は、様々な業種の方が参加いただいているが、今回のワークショップはこう考えてもらいたい。

設計士の方であれば、若い設計者たちが本日、初のプレゼンテーションをしますが、それを見て、今の若い人たちのプレゼンテーションのやり方を感じてもらいたい。
大工・工務店(住宅メーカー)の方達は、佐賀にはこういう若い才能を持ったデザイナーがいることを知ってもらい、若いデザイナーとうまく組んで、自分たちの企業の商品開発や仕事をはじめられるかもとか、自分たちの本業と組み合わせられるようなところを発見して見ていただきたい。

「木造建築のこれからとリノベーション」

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今、日本は佐賀県だけでなく、国産材をどんどん使っていくという方向に大きく舵を切っている。今後、木造建築のチャンスはどんどん増えていくことは間違いない。
それに向けて法律の解釈や予算の知識、新しい木造構法の感度を高めていくことが良い。
木造建築限定のコンペやプロポーザルが増えてきている。本プロジェクト(Saganokiふるさとプロジェクト)での大きい目的としては、佐賀の木を使って、佐賀の工務店、佐賀のデザイナー、佐賀の住宅会社が佐賀のお金を佐賀で落として、地域でお金を循環させることに強く意識的にならないと町自体が良くならないし、地域ごとの町の風景にならない。

今後、木によるリノベーションは、時代のニーズにあっているので、
どんどん増えていく。

リノベーションするときに、全部をキレイにしようとする絶対に予算が合わない。
人間の手が触れないところは、ほとんどをつけない。ただし手に触れるところ、距離が近いところにお金をかけて意識的にデザインしていくことが必要。今回のリノベーション事業も、必ずしも潤沢に予算があるわけではないので、しっかりお金をかけるところと、かけないところをうまくメリハリつけることが、デザイン的にも大きなポイントである。

■各デザイナーによる各物件のリノベーション説明

[KOWA showroom Renovation PLAN]

05.png(デザイナー 大橋一隆氏)

リノベーションにおける2つのポイント
1.孝和建設様の事業を推進するための空間をつくること
2.県産材(国産材)を使った新しいデザインの空間をつくること孝和建設様がこれから行う新規事業の推進のきっかけになるようなリノベーションとしたい。


[佐賀県庁1F面談室リノベーション概要]

06.png(デザイナー 川崎康広氏)

佐賀県庁1F面談室をリノベーションするにあたり本館正面玄関という場所の特性から、県庁職員だけでなく
来訪者との打合せや、県民の待合せなどにも利用されることが想定。

柔らかな居心地の良い空間にすることはもちろん
+αとして佐賀のイメージを空間に取り入れたい


CONCEPTは「えん en」
[Murarkリノベーション計画]

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(デザイナー 満原早苗氏)

佐賀県産材によるデザイン

つくり方、関わり方のデザイン

今回のリノベーションは「地域住民参加型工事」としたい。

工事の進捗状況を公開し、
可能な作業には参加してもらい、
足りない道具や材料や器具を募集し、
遠慮なく協力を呼びかけ、
みんなで積み上げて完成させていく。

― ―CUBEな森― ―
カタチとしてのCUBE
3つの地域【三瀬×富士×大和(松梅)】の3乗効果

イメージキーワード
木×木×木、立方体、3乗、積み上げる、並べる、増える
重ねる、入れ子、山、川、森林資源、和紙、
珈琲、避暑、雪、ダム・・・・

テーマカラー
緑、オレンジ、茶色

ワークショップ

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(ワークショップ参加者による意見交換)

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(ワークショップ まとめ)
今回のワークショップは、サロンのようなものだと、実施して感じた。
本当は、近い業界なのに、技術共有をする場がない。
これはもったいないことである。
この場が、そういった情報の共有の場になればと思う。
次回開催するときは、自社の技術や情報発信したい希望者を募り
ショートプレゼンしてもらっても良いかもしれない。
ここでいろんな意見を共有してもらえれば新しい何かが生まれそうな気がする。具体的なプロジェクトの仕組みが生まれるかも知れない。

 

ワークショップ終了後も続く異業種交流

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本ワークショップでは、川上~川下の関係者が集まり意見交換を行うことで
意見を交換する中で、貴重な気づきの場になればと考えています。

次回、第2回ワークショップの開催は
10月30日(日)を予定しています。