家具産地諸富に学童机椅子の変遷をたずねる

 民主党政権の時代に国は公共施設の木造・木質化目標を掲げた。
 自治体は挙って林業の再生に向けて懸命になったが、その結果は決して一律ではなかった。これまで県内の多くの公共空間を見てきたがその感は否めない。
 そんな中で佐賀市の公共空間の木造・木質化の取り組みは県内では群を抜いている。
 市産杉を使った木製の学童机・椅子の普及も同様に進んでいる。
 この普及率の向上は子供たちに対する情緒的な好影響をはじめ、森林の荒廃を防ぐ一助にもなる。地産地消にもなる。
 特に学童机・椅子の開発に関しては国の目標を達成すべく佐賀市教育委員会をはじめ諸富家具振興協同組合など関わった部署は実におおくの時間と試行錯誤を重ねた。杉は元来柔らかく傷つきやすい。つまり耐久性が低いのだ。ふと一昨年訪れた、福島県の郡山市の国指定の重要文化財である旧安積高校の硬いナラ材を使った机と椅子を思い出す。
 この「柔らかい」を解決するために圧密加工や構造の簡略化など度々試作を重ねた。
 しかも床に傷がつかないようにまた音がしないように脚の下にはフェルトを付けた。
 しかし、たびたび動かされることによって剥がれた。
 すると脚部の一部に彫り込みを入れそこにフェルトを貼った。
 今後はより抵抗を防ぐためにフェルトの形状を円形にするとメーカーさんの話である。
 中々、一筋縄ではいかない。
 「あっちがたてばこっちが立たない」
 逃れることができないプリミティブな難題である。
 つくづく商品開発は難しい。
 杉の「柔らかい」を解決するためだけでもこんなに苦労する訳である。
 他に考えられる課題は強度や重量、コストなど解決は複層的で困難が予想される。
 もとより開発には一つでも多くの意見を反映することが求められる。
100人、いれば100通りの意見がある。「柔らかい」ということを短所とするのもその中の一つであった。一方には、「柔らかい」は素晴らしいという意見もある。


 材料の供給から製作に至るまで多くの人たちの協力によって生まれた諸富製の木製の学童机・椅子が最初に導入されたのは今から10年前の平成19年度に佐賀市立小中一貫校北山校であった。爾来、今日までおよそ3000セットが導入された。そして、諸富家具振興協同組合に問い合わせたところ細部は多少異なるものの現在、生産されているのは概ね写真のものである。なかなかシンプルでモダンである。
 これがこの時代を反映した学童机と椅子である。

関光放浪記第5章より

黒田木材商事株式会社に白濱creative directorを訪ねる

 かつての富士大和森林組合の製材所は現在黒田木材商事株式会社が製材事業およびチップ製造事業を展開している。
 従来の森林組合は木の伐採事業が主で、木材流通販売の内の僅かな機能しか持っていなかったしニーズの動向には疎かった。また、林業が盛んな時代では、それで何一つ問題はなかったわけである。然し、材価低落の事態を受け、森林を頂点にしたあらゆる川下の産業が疲弊崩壊するにいたってその存在理由或いは価値が加速度的に崩落していった。
 平成28年5月富士大和森林組合の製材所は黒田木材商事に譲渡された。
 ニーズの多様化に対応できなくなっていた製材機も一新して競争力のあるものに変えた。
 それを白濱さんはstrike zoneの絞り込みと言った。
 流行しやがて無目的化していった多目的ホールの誤謬(ごびゅう)を思い出す。
 多目的には「どっちつかず」で「中途半端」という弱点がある。
行政にとって公益性は最重点課題である。つまり広く浅くが旨であり、それ故にstrike zoneは限りなく広くなる。悩ましいパラドキシカルな命題であるが、行政の陥りやすい難題である。
 投網漁のようなものである。何でも獲れる代わりに本当に欲しいものはその中の僅かな量を占めるに終わる。何処も満足は得られない。
 ところが今のマーチャンダイジングではstrike zoneを狭め、より精緻(せいち)なコントロールが求められている。それには多くの経験や知的集積が欠かせない。勇気もいる。
その上で、それらの知的集積を普通に使いこなす。何も難しくはなさそうである。
 しかし、今ではその普通が困難な場合が多い。白濱さんの言辞は何も特別ではなく当たり前のことを普段通りにすることの重要性を説いている。市場の変化にflexibleに対応する。とはいえそれは迎合ではなく独自の哲学を背景に筋の通った戦略である。同時に地域密着と適材適所を基本にした戦略でなければならない。
元来、組織には「紺屋の白袴」というか狭小な呪縛に支配されやすい体質がある。
自身の姿を見失う。
故に客観的に外から見た目が正しい場合が多い。
 
 さて、黒田木材商事に譲渡された旧製材所に新しくプレカット工場が建てられている。


 それはATAハイブリッド構法という新しい木造建
築の構法で建てられている。この構法は昨年紹介した石橋建築事務所のBP(Binding Pilling)構法のように継手の代わりに鉄板を使いボルトで結合するというものとは明らかに異なる。
 この構法の開発者はライト兄弟が世界で初めて空を飛んだライトフライヤー号の翼の構造からヒントを得たと聞いた。
セールポイントには「同工法は木の良さを生かしながら、木の弱いところを金属で補う高性能トラス&張弦梁です。

一般流通材のみで 33mの大スパンを可能とする画期的な工法であり、保育園、クリニック、高齢者施設等は勿論のこと、コストが高い大断面集成材でないと対応が難しかった、スーパー・工場・倉庫・作業所・店舗・牛豚舎等の対応も可能となり、木造の可能性が大きく広がりました。」とある。
 私見を挟めば「緊張感のある色気のある構造」に見えた。何故「緊張感」を感じたかは
あまりにも華奢な感じがしたからだろう。
「空気より重いものが飛ぶはずはない」と言われていた時代、ライトフライヤー号の主翼の構造も等しく華奢である。
だが、そのフォルムは美しい。


 この構法の普及は木の可能性を広げ、ひいては木材の利用推進に繋がりそうな予感がする。
林業が面白くなりそうだ。

最後に長時間、取材に応じていただいた白濱creative directorに心より感謝申し上げます。

関光放浪記第4章より

佐賀市立小中一貫校富士校中学部を訪ねて

 今回は老朽化により平成26年校舎一棟を解体し新校舎に改築された佐賀市立小中一貫校富士校中学部を訪ねた。


 この学校がある富士町は脊振山系の西域に位置し古湯から熊の川に連なる温泉郷にある林業の町である。
 そこに新しい木造二階建ての校舎が建った。
 その校舎は森林に囲まれた景観に溶け込むように静かに立っている。
 建物はそもそも建築家の独善の強要ではなく、あるいは自己顕示の具でもなくむしろ景観に配慮しあたかもその一部であるかのように謙虚なものでなければならないはずであった。   
 その佇(たたず)まいは至ってプリミティブ、一切の虚飾は排除されてさながら昭和のそれも初期の原風景を見るようである。
 工事概要を見ると「建物の特徴」として「新校舎は、佐賀市の木材産地である富士町内の学校建設事業のため、地域風土を活かした木造校舎とし、内装の床や腰板等に木無垢材を活用した工法を取り入れている。校舎への木材利用の効果として、木質空間による子ども達のストレス緩和、居心地の良さなどをはじめ木の吸放湿性能による室内の湿気対策が期待できる」とある。
 木材使用量については実にその総量の83%が佐賀市産材が占めているという。


無垢材をふんだんに使ったこの木質空間は子供達の情緒に数値では表せないものの確かに大きな影響を与えているとご案内頂いた井上英史教頭先生も強調されていた。
 それは学校空間の研究で著名な愛知教育大学の橘田名誉教授のRCと木造との空間内における子どもたち達への影響についての比較研究論文にあるように木質空間の優位は明らかである。ただ情緒への影響と一口に言ってもそれは極めて抽象的な計測不能な領域でもある。
結露も無いという。木の持つ吸湿性のなせる技である。
 またこの学校全体が杉の香りに満ちていたことも感動的であった。
自然の香りである。やはり木は生きている。富士校中学部、ここは自然いっぱいの快適な教育空間であった。少なくともIT革命の落とし子のような無機質で画一的な良い子ではなく心豊かで個性に富んだ良い子が輩出される予感がする。


 とは言え、学校建築はコスト優先主義を背景に木造を忌避する傾向にある。
 そこで自論の繰り返しになるが目の前のコストに捉われがちな近視眼的な考え方ではなく遥か遠くを見渡すパースペクティブな視座が重要だと考えている。
かつては重いと批判が相次いだ木製の机は以前に比べると随分軽くなっていた。
 しかしその分天板の硬度は落ち傷付きやすくなった。そもそも木という素材は触れる事で温かさを感じるものだが。
 傷防止用のビニールマットが天板の上に伏せてあった。
 問題は重量と硬度の関係である。折り合いは付きにくい。
 全てを満たすものなどあるはずもない。
 不足は人が我慢するか補えば良い。

 何れにしても学校空間の快適化は未来への重要なmilestoneである。
 明るい未来の為に学校空間の快適化を急ごう‼

 最後にこの度の取材活動にご協力いただいた佐賀市立小中一貫校富士校中学部の直塚裕典校長先生をはじめとした先生方、そして生徒の皆さんに心から厚く御礼を申し上げます。

関光放浪記第3章より

西部木材工業 福田専務を訪ねて

~林業と製材業と家大工の関係について~

 今、日本の住宅業界では切妻や寄棟といった在来工法や伝統工法が深刻な崩壊の危機にある。
 それらの建物は中心を失いあたかも浮遊しているようで安定感がない。
 この現象を一言で言えばデザインからアートへの変向と言うのだろう。
 つまり、デザインがバランスを基軸にシンメトリーを多用してきた歴史を捨て或いは逸脱してどこか危うさの漂う芸術へと舵をきったということである。
つい先頃、久留米の古刹を訪ね、苔むした一群の切妻や寄棟の伝統的神社建築を目の当たりにした。その威容は実に堂々として荘厳であった。
比較の対象とは言えないがそれに比べると中心を失いチープな様を呈する現代住宅は情けないほど趣がない。
 「和」という言語で括られる日本の文化とは一体何なのだろう?
 またそこで度々語られる「本物」とは?
 現代文化は張り物文化である。どこを見ても張り物が溢れている。FAKEが跳梁跋扈している。果ては、木造建築と標榜するが、一本の木すら見えない家がある。そこに本物を見つけるのは困難である。
 ところで、これから先、果たして期待通りに家は建ち続けるのだろうか。
 少子高齢化社会の到来はそんな淡い期待を阻む。
 加えて主なき空き家は増加の一途をたどり、景観は朽ち果てていく。
 だとすれば、建物を立てる事にかまけるより建物の価値を維持継続するための手段や方法について検討することが重要だと思う。
 しかもアントニオ・ガウディのサグラダファミリア教会ではないが完成させるのではなく彼方にある完成に向けて作り続けていく、つまり常に進行形の発想も必要になっている。
 加えて、修復に25年の歳月を要すると言われている久留米の梅林寺の修復工事を見て修復の重みも痛感した。
 近代建築が繰り返してきたスクラップド アンド ビルドという破壊と新築というサイクルではなく英語で言うrestoreの、更新や維持が重要な意味を持つ。
 その為の素材開発やスキームの構築が喫緊の課題といえる。
 そうした抜本的な意識改革が徹底される時、日本の住宅建築の新たな骨格が見えてくると思う。


 ただその時、化学の力を借りひたすら不純な不燃性や堅牢性に集中するのではなく木という素材の特性を歪めることなくそれを当たり前のことと受け止めた上で建物と向き合うことの方が健全だと思う。
 県が進めた「クリーク対策事業」の意義や効果については何の異論はない。
 しかし、一気呵成に樹皮を剥いでいく皮剥ぎ機の過激な動きが脳裏をよぎる。それは仕口を駆使する繊細な宮大工の作業とは異次元の一切の情緒を排除する近代文明の理不尽な振る舞いが垣間見える。


 土木資材としてではなく、建築資材として一層の拡販を期待するのであれば
 現代の住宅建築に潜む中心の喪失と完成と仕事の持続性の関係についてもっと言えば
 日本文化とは何なのか?日本とは何なのか?を再考しなければならない。
 石は積み上げる。木は組み上げる。
 西欧と日本、文化の基本には大いに違いがある。しかし完成は滅びの始まりであり、
未完に滅びは無い。それは洋の東西を問わない。
最後に長時間お付き合いいただいた福田専務に感謝申し上げます。

関光放浪記第2章より

「木材を使った家具のデザインコンペ2016」で入賞したアイディアに見る耳寄りな話

■既成概念は革新を阻む
Living & Design展に合わせて開催されていた日本デザイナー協会が主催する「木材を使った家具のデザインコンペ」の入賞作品展を取材する。なかでも秀逸であったアイディアを紹介したい。
今までの考え方や概念では不要なものが予想外の希少価値を生み、爆発的な結果をもたらすことがある。
これは黒板ではなく「もくばん」である。中心部が黒い杉が稀に抜出されることがあるらしい。
しかし、それは概ね不良材として放置されやがて朽ち果てていく運命にある。
ところがこのアイディアはそんな哀れな運命を辿る邪魔者を使って黒板などを作ると云うアイディアである。
おそらく、たまたま根を張った場所の土壌に豊富な鉄分が含まれていたのだろう。成長の過程で導管を通って吸い上げられた鉄分を含んだ水が木の内部のタンニンと反応して黒くなったのだと思われる。
私はかつてタンニン鉄の発色似ついて久留米高専の応用科学教室と組んで研究したことがある。
その目的は筑後市にある日本一の含鉄泉として知られる船小屋温泉の温泉水を使い家具開発に〓げるためであった。杉材の発色は希少価値として知られる神代(じんだい)杉(すぎ)の色目と酷似していた。
神代(じんだい)杉(すぎ)は長い時間土中に埋もれている間に土中に含まれた鉄分などの物質が浸漬した結果、渋い鼠色を発する。それは希少価値で市場では高額で取引されている。我々の研究は神代(じんだい)杉(すぎ)で起きた現象を人為的にしかも短時間に発生させるという物であった。
その技術を確立することによって価格の低落に苛まれ低迷する大川家具の高級化を図ろうとした。
しかしながら、その技術には酸性に対して極めて脆弱であるという弱点があった。
酸性物が氾濫する現代の社会環境で商品化は困難であった。今もその問題は未解決である。
この「もくばん」アイディアもやがてこの問題に突き当たるだろう。
しかし新製品開発の情報はこうしたニッチに潜んでいる場合が多い。
その情報をただ見逃すのか、そこで立ち止まり先にある物を透視するかでは天と地ほどの差が生じる。
不要な物がデザインに出会う時予想外のbreak throughが生じることがある。看過や廃棄の前にその是非について考えてみることは重要である。
産業の再生には近視眼的な発想ではなく遥か彼方を見通す発想が必要である。ただ切るだけの、あるいは切ることで発生する不安定な価格に期待する現在の構造から切った物にいかに付加価値を付けるかという視点で構造を改革すべきだと思う。
つまり既成概念や習慣から離れて今一度、生業についてあるいはその未来について考えなければいけないと思う。
またそれは何も林業に限ったことではない。
最後に言っておくが黒杉やスポルテットは要らぬ物にあらずデザインのエレメントとしては誠に優である。

関光放浪記第1章より

主催:公益社団法人日本インテリアデザイナー協会
https://medium.com/fraze-craze/compe2016-res-a44309f33444#.iuqwezgxe”

「よかウッドフェスタ」を開催しました。

11月13日(日)、佐賀市天神のどん3の森広場、アバンセホールにおいて、佐賀県及び公益財団法人さが緑の基金の共催により、「よかウッドフェスタ」を開催しました。

当日は、佐賀県花づくり推進協議会主催の「佐賀県フラワーフェスティバル」も、同会場にて開催され、秋晴れの天候のなか、子供から大人まで幅広い年代のお客さんで賑わいました。
屋外会場であるどん3の森広場で、大町聖太鼓による和太鼓演奏で幕を開け、木工工作やかんな削り・シール作り、バームクーヘン作りなど県産木材とふれあう体験コーナーを開設したほか、県産木材を利用した棟上げ実演・餅投げ、チェーンソーアートの実演、県産原木しいたけの試食・販売、さがの樹(苗木)のプレゼントなど様々なイベントを実施しました。

また、屋内会場であるアバンセホールでは、佐賀県緑化功労者等の各種表彰が執り行われ、午後からは植村花菜トーク&ミニライブで盛り上がりました。

なお、今年度は初の試みとして「佐賀県フラワーフェスティバル」との共催イベント「木工体験と花の寄せ植え教室」を開催したり、例年人気のブースの他に「苔ぼっくり作り/積み木コーナー」、「左官実演及び体験コーナー」などを新設しました。
来場者の方々は、様々なコーナーで、思い思いに県産木材や緑とふれあいながら、木のぬくもりや木の良さを実感されたことと思います。
よかウッドフェスタの参加を契機に、多くの方々がふだんの生活の中でより一層、県産木材の利用や緑への愛着を深められることを願います。

佐賀県林業課 藤原

第7回「佐賀県きこり選手権」を開催しました。

10月22日(土)、神埼市脊振町(市有林、高取山公園)において第7回「佐賀県きこり選手権」を開催しました。
当日は、あいにくの雨模様でしたが、競技選手の皆様は、安全に特に配慮し、競技に参加されていました。

競技は、世界伐木チャンピオンシップ(WLC)の競技基準を参考に審査が行われるもので、今年は、県内の森林組合や林業会社など14団体が参加し、伐倒競技、丸太切り、   丸太切りリレーの3種目を行いました。さらに上位5チームで枝払い競技を行い、入賞  チームを決定しました。今回の結果は、優勝:太良町森林組合、2位:佐賀東部森林組合、3位:東部林業(株)となりました。

また、競技の合間に催された、日本伐木チャンピオンシップに参加されている、太良町森林組合所属の坂口さんによるソーチェーンの脱着や接地伐りの妙技も圧巻で、参加者の皆さんも感心されていました。
佐賀県きこり選手権も7回目を迎え、選手の伐倒、造材等の技術もさることながら、防護服の着用や的確な指差し呼称等の安全確認動作が徹底されており、安全に対する意識もさらに向上してきております。

今後も選手の皆さんが切磋琢磨し、2年に1度開催される日本伐木チャンピオンシップの入賞や、WLC世界大会に出場できる選手が現れることを期待します。

最後に、今回参加いただいた選手の皆様、応援していただいた皆様、並びに、開催に   当たり会場設営、競技運営にご尽力いただいた神埼市及び佐賀東部森林組合や審査員の皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。

佐賀東部流域森林・林業活性化センター事務局:東部農林事務所

第32回佐賀県児童・生徒木工工作コンクール入賞作品決定

10月29日(土)、佐賀市本庄町の佐賀県森林会館において、「第32回佐賀県児童・生徒木工工作コンクール」(主催:佐賀県木材青壮年会)の審査が行われ、900点以上の応募作品の中から、入賞作品が決定しました。

このコンクールは、未来を担う多くの子どもたちが、今の子どもならではの発想力から、昔の子どもが思いつかなかった新しい物を作って欲しいという思いと、木工工作を通じて、感受性や創造性に富んだ社会人に成長してくれることを願い、「あれも木、これも木。どんなのつくる?」をテーマに開催されました。

なお、入賞作品については、11月13日(日曜日)に、佐賀市「どん3の森ふれあい広場」で本県が開催する「よかウッドフェスタ」において、展示するとともに、表彰式を行うこととしています。

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「さがつく木のインテリア創出事業」第1回ワークショップを開催しました

8月25日(木)、佐賀県総合庁舎にて、「さがつく木のインテリアデザイン創出事業」第1回ワークショップを開催しました。01.png

■トップ・デザイナー馬場正尊氏によるミニセミナーの開催

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(本事業トップ・デザイナー 馬場正尊氏)

佐賀県は人工林率が日本1位。これはすごいこと。
それにもかかわらず、佐賀県の森林はブランド化されていない。なかなか活用されていない。林業としても活性化できていないし、森林も荒れているといった実態がある。

佐賀県は今後、県産木材を徹底的に使用する施策に大きく舵を切っていく。

県下で木材を取り扱う・使用する可能性がある企業は、できるだけ木を、県産木材を使用しその施策に乗っかっていったほうがいい。

これから、県では様々な施策を打ち出していくので、アンテナをはって、感度を高めていてほしい。

今回のリノベーション事業も本施策の一つ。新築もあるかもしれないが、時代の流れとして、木を使うということ、古い建物を再生(リノベーション)することは、国の空き家対策を含めて、大きい施策となっている。

本事業は、今年が初年度。今年度は3案件。3年間続くため、皆さんには積極的に関わってもらいたいし、キッカケにしてほしい。

今日は、様々な業種の方が参加いただいているが、今回のワークショップはこう考えてもらいたい。

設計士の方であれば、若い設計者たちが本日、初のプレゼンテーションをしますが、それを見て、今の若い人たちのプレゼンテーションのやり方を感じてもらいたい。
大工・工務店(住宅メーカー)の方達は、佐賀にはこういう若い才能を持ったデザイナーがいることを知ってもらい、若いデザイナーとうまく組んで、自分たちの企業の商品開発や仕事をはじめられるかもとか、自分たちの本業と組み合わせられるようなところを発見して見ていただきたい。

「木造建築のこれからとリノベーション」

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今、日本は佐賀県だけでなく、国産材をどんどん使っていくという方向に大きく舵を切っている。今後、木造建築のチャンスはどんどん増えていくことは間違いない。
それに向けて法律の解釈や予算の知識、新しい木造構法の感度を高めていくことが良い。
木造建築限定のコンペやプロポーザルが増えてきている。本プロジェクト(Saganokiふるさとプロジェクト)での大きい目的としては、佐賀の木を使って、佐賀の工務店、佐賀のデザイナー、佐賀の住宅会社が佐賀のお金を佐賀で落として、地域でお金を循環させることに強く意識的にならないと町自体が良くならないし、地域ごとの町の風景にならない。

今後、木によるリノベーションは、時代のニーズにあっているので、
どんどん増えていく。

リノベーションするときに、全部をキレイにしようとする絶対に予算が合わない。
人間の手が触れないところは、ほとんどをつけない。ただし手に触れるところ、距離が近いところにお金をかけて意識的にデザインしていくことが必要。今回のリノベーション事業も、必ずしも潤沢に予算があるわけではないので、しっかりお金をかけるところと、かけないところをうまくメリハリつけることが、デザイン的にも大きなポイントである。

■各デザイナーによる各物件のリノベーション説明

[KOWA showroom Renovation PLAN]

05.png(デザイナー 大橋一隆氏)

リノベーションにおける2つのポイント
1.孝和建設様の事業を推進するための空間をつくること
2.県産材(国産材)を使った新しいデザインの空間をつくること孝和建設様がこれから行う新規事業の推進のきっかけになるようなリノベーションとしたい。


[佐賀県庁1F面談室リノベーション概要]

06.png(デザイナー 川崎康広氏)

佐賀県庁1F面談室をリノベーションするにあたり本館正面玄関という場所の特性から、県庁職員だけでなく
来訪者との打合せや、県民の待合せなどにも利用されることが想定。

柔らかな居心地の良い空間にすることはもちろん
+αとして佐賀のイメージを空間に取り入れたい


CONCEPTは「えん en」
[Murarkリノベーション計画]

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(デザイナー 満原早苗氏)

佐賀県産材によるデザイン

つくり方、関わり方のデザイン

今回のリノベーションは「地域住民参加型工事」としたい。

工事の進捗状況を公開し、
可能な作業には参加してもらい、
足りない道具や材料や器具を募集し、
遠慮なく協力を呼びかけ、
みんなで積み上げて完成させていく。

― ―CUBEな森― ―
カタチとしてのCUBE
3つの地域【三瀬×富士×大和(松梅)】の3乗効果

イメージキーワード
木×木×木、立方体、3乗、積み上げる、並べる、増える
重ねる、入れ子、山、川、森林資源、和紙、
珈琲、避暑、雪、ダム・・・・

テーマカラー
緑、オレンジ、茶色

ワークショップ

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(ワークショップ参加者による意見交換)

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(ワークショップ まとめ)
今回のワークショップは、サロンのようなものだと、実施して感じた。
本当は、近い業界なのに、技術共有をする場がない。
これはもったいないことである。
この場が、そういった情報の共有の場になればと思う。
次回開催するときは、自社の技術や情報発信したい希望者を募り
ショートプレゼンしてもらっても良いかもしれない。
ここでいろんな意見を共有してもらえれば新しい何かが生まれそうな気がする。具体的なプロジェクトの仕組みが生まれるかも知れない。

 

ワークショップ終了後も続く異業種交流

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本ワークショップでは、川上~川下の関係者が集まり意見交換を行うことで
意見を交換する中で、貴重な気づきの場になればと考えています。

次回、第2回ワークショップの開催は
10月30日(日)を予定しています。

「チェンソーアート九州&ログハウス九州」OPEN!!

「チェンソーアート九州&ログハウス九州」が
7月17日に佐賀市大和町大字松瀬にOPENしました。

※福岡方面からどんぐり村から佐賀市内方面に2km程度行くとお店があります。

お店のオーナーは、ログビルダー&チェンソーアーチスト
井手明彦(イデ アキヒコ)さんです。
井手さんは熊本県水上村在住の58歳です。
なんと、ログハウス歴は30年!
木工歴は10年、チェンソーアート歴は8年!
営業は主に土日に行っているとのことです。
また、毎月第2・4土日は、チェンソーアートの講習会や
ログハウスの講習会も開催しています。

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井手さんの彫刻作品―イノシシ―

そもそもチェンソーアートって何でしょうか?

「チェンソーアートとは、木(主に丸太)を数種類のチェンソーだけを
使用し、彫刻作品を生み出していきます。
生み出された作品だけではなく、製作過程もエンターテイメント
として楽しめるものとなっています。
なんと「世界で一番危険なアート」とも呼ばれています!

160808_2.pngチェンソーアート九州&ログハウス九州」では

1.チェンソーアート作品をご注文承ります。(何でも掘ります)
2.九州内チェンソーアート初級講習、ログハウス講習を行います。
3.イベント、祭り等でカービングショーを行います

詳細は、TEL:090-2097-5137(近藤)まで御連絡をお願いします。

興味のある方はぜひ、訪れてみてください(^_^)

県産木材利用推進プロジェクト会議事務局より