現場レポート:佐賀東部森林組合 下刈り体験

2020年8月19日
林業女子会@さがの濱田櫻(はまださくら)です。
歌うことと絵を描くこと、人と話すことが大好きな大学一年生です。
令和2年の4月から西日本短期大学で森林についての勉強をしています。
今日は佐賀東部森林組合さんへ見学に行ってきた様子をレポートしていきたいと思います。

佐賀東部森林組合さんは地元の林業を活性化させるため、健全な森林の育成を目標に植栽や作業道開設といった森林整備やクリーク防災工事用資材の木材加工等を行われています。
森林組合と聞いて初めは年上の男性が多く若者や女性は関わりづらいイメージを持っていました。
ところが、当日案内してくださった現場の皆さんはとてもやさしい方たちばかりでした。
丁寧な説明を受けたり、冗談交じりの明るい雰囲気で対話をしていくうちに関わりづらいというイメージは払拭されました。
佐賀東部森林組合さんは、丁寧で正確な仕事を心がける姿勢とそれに負けない熱意とプライドを持った職人さんたちが働く素敵な職場だと感じました。


今回は実際の作業現場にお邪魔させていただき、下刈り作業を体験させていただきました。
下刈り作業というのは草刈り機や鎌を使い、植林した苗木の成長を妨げる雑草や雑木を刈り払う作業のことを言います。
作業を行ったのは神埼市背振町の標高500~600m地点。
今後開催予定の植樹の体験イベントに向け、何十年も放置された牧場跡地の広大な敷地の草刈り依頼を受けた場所でした。

山の入口で自己紹介と安全配慮に関しての説明があった後、作業を行いました。
今回の活動に参加した7名のうち、草刈り機の使用経験があったのは半数以下だったので、作業前に佐賀東部森林組合で働いていらっしゃる森田直弘さんと中川友久さんに草刈り機の使用方法の個別指導を行っていただきました。
私自身も職人さんが学校の庭を手入れする様子を眺めたことがある程度で草刈り機を使ったことはなく、知識・経験ともに0からのスタートでした。


素人目には少し重そうな機械を左右に動かしているだけのように見えますが、実際に使ってみると想像以上に難易度が高く1㎡の草刈りでさえかなり体力を消耗してしまいました。
機械の持ち方や姿勢、アクセルの加減や刃の高さなど意識するポイントがとても多かったです。
頭で理解していても体が追い付かなかったり、刃物への苦手意識で体がすくんでしまったり。
そして、不慣れな炎天下での作業にすぐに疲れてしまったりと心身ともに慣れと経験が必要な作業だと痛感しました。
この場所は普段作業している場所よりもずっと仕事がしやすい場所だと言っていました。
本当に過酷な現場なのだと痛感しました。


作業後は今の仕事を選ばれた経緯や森林組合の仕事の内容といった現実的な側面のお話を伺いました。
今回お話を伺った森田さんと中川さんは、どちらも幼少期から家の手伝いで、山作業に慣れていたのがきっかけでお仕事をはじめたそうです。
畑仕事や草刈りには慣れていたし、山も持っていたから家の仕事をそのまま継いだようなものだ、とおっしゃっていました。

私たち若い世代は、小さい頃から自然にかかわる機会が少なく、よく言われる3K(きつい、汚い、危険)を避ける傾向にあります。
確かに、林業という仕事はきつく、汚れもするし、危険もあると思います。
ですが、林業は日本人にとって切っても切れない関係にある大切な仕事でもあると思っています。

私はまだ林業に関しては知識、経験ともに未熟ではありますが、今回の現場見学を通して知った山の中で働く大人のカッコよさを伝えていきたいなと思いました。

佐賀東部森林組合の皆さん、お忙しい中ありがとうございました!