現場レポート:岩忠建設株式会社 視察

2020年12月24日(木)

こんにちは! 今回のレポート担当は、林業女子会@さがの門脇恵です。
関東から佐賀へ移住して7年。佐賀のお山(三瀬村)での暮らしは毎日とにかく楽しいです。
今日は佐賀県西松浦郡有田町にある岩忠建設株式会社さんへ視察に伺った様子をレポートしたいと思います。

案内してくださったのは岩忠建設株式会社の代表取締役を務める岩永忠美さん。岩永さんはお父さんの代に立ち上げられた製材所を2代目として引き継いだそうです。木材と真摯に向き合ううちに製材にとどまらず、建築、デザイン、不動産、分譲住宅計画、太陽光発電、牛舎をリノベーションしたゲストハウスに、カフェまで……! 驚くほど幅広い事業展開になったそうです。

現在は家づくりの面白さに目覚め、関東からUターンして佐賀へ戻ってきた息子さんも事業を手伝っているそうです。実は息子さんは芸術家でもあり、建築士でもありバンドマンでもあるとか! 2代目、3代目ともに才気あふれる岩忠建設株式会社さん。林業女子としても、個人としてもその面白さに圧倒される1日でした。

まずは、製材業からご紹介。岩忠建設株式会社さんには、全国的に数が少なくなってしまった手引きの製材機があります。直径70cmまでの丸太がこの機械で製材できるそうです。この道40年の職人さんが丸太を1本1本微調整しながら美しい木材を仕上げる技術はまさに職人技。原木の曲がりやクセを見ながら少しずつ刻んでいくそうです。1度製材し、乾燥をしてからもう1度数ミリ単位で製材しなおすことで、より正確にくるいのない木材を仕上げるそうです。


岩忠建設さんの木材の特徴の1つはバイオマスエネルギー(太陽光発電)を利用した35度の低温乾燥を行っていることです。
天然乾燥は昔から木材に使われている技術。自然と木材を乾燥させることにより、木の良さを最大限に活かすことができます。色、艶、保湿、保温、抗菌作用。神社仏閣が古くからその形をとどめているのは、まさにこの天然乾燥をした良質な木材を使用しているからこそです。
一方で、天然乾燥はどうしても乾燥させるのに時間がかかってしまいます。欲しい時に欲しい木材が手に入りづらいうえに、場所をとる木材を天然乾燥させるには土地も時間も手間もかかります。

そこで今一般的に流通している木材の乾燥方法。それが高温乾燥です。高温処理をほどこすことで、短い時間で木材を乾燥させます。一定の品質を維持し、安定供給を可能にする。現在の木材市場のニーズを考えると一概にどちらが良いとは言えません。

この天然乾燥と高温乾燥のいいとこどりをしたのが、岩忠建設株式会社さんが導入している低温乾燥庫です。太陽光発電で作り出した電力により倉庫を35度の低温に維持し、木材の細胞を壊さずに、通常の天然乾燥よりも早く乾燥させることができます。

倉庫の中に入ってみると、木の良い香りとほどよい暖かさが気持ちよく、いつまでも倉庫の中に入っていられそうでした! ぽかぽかの太陽の下で森林浴をしているような気持ちよさ。バイオマス低温乾燥庫で健康を維持する新たな健康法が考案されるかもしれない! と思うくらいにバイオマス低温乾燥庫の中は快適でした。岩忠建設株式会社さんでは、こうやって乾燥させた木材を、常に10棟ほどの家が建てられるくらいキープしているそうです。すごい!!

低温乾燥庫も素晴らしいのですが、お隣に併設された牛舎をリノベーションしたゲストハウスとカフェも素晴らしかったです! 木材屋さんだからこそできるぜいたくな木の使い方で、さりげなくおしゃれにDIYされた家具が素敵でした。カフェとゲストハウスは3代目の息子さんの発案によるものだそうです。身体に優しい薬膳カレーを昼食にいただいたのですが、とっても美味しかったです! 他では食べられない、スパイシーながら身体にさらっとなじむ深い味わいでした。


そして、外壁の木材がさりげなく無節で美しいことにテンションが上がる林業女子たちはちょっと変わっているかもしれません(笑)。
惚れ惚れするような素敵な外壁でした!

最後に、建設中の岩忠建設株式会社さんの分譲住宅地にお邪魔しました。なんと20棟を越える分譲住宅地のすべてを岩忠建設株式会社さんが手掛けているとのこと!! 
土地の確保、設計、製材、建設、庭の整備に太陽光システム、道路工事まですべてが岩忠建設株式会社さん1社でできてしまうんです。分譲住宅開発というよりは、もはや村建設に近いのではないかと思いました。

なぜこんなに幅広い事業展開をされているのですか? と聞いたところ「木材を使おうと思ったら建築が必要だし、家を建てようと思ったら土地が必要だし、道を作ったり造成も必要になるから、必要なものを1つずつできるようにしていった結果」とのことでした。凄すぎてただただ圧巻されるばかりです。

また、現場には業界では少ないと言われている若手の大工さんや、女性の建築士さんも多く、皆さん元気に楽しそうに活躍されていました。家を建てることを通して、地域に根付く若いファミリー層が増え、地域の若手には就職口を提供する。岩忠建設株式会社さんは木材だけでなく、地域と人とを、ゆるやかにあたたかく巻き込みながら循環させている素晴らしい会社さんなのだとわかりました。

佐賀にこんなに面白い会社があるということに感謝と驚きが隠せません。とっても勉強になる1日でした。岩忠建設株式会社の皆様、ありがとうございました!

現場レポート:佐賀東部森林組合 下刈り体験

2020年8月19日
林業女子会@さがの濱田櫻(はまださくら)です。
歌うことと絵を描くこと、人と話すことが大好きな大学一年生です。
令和2年の4月から西日本短期大学で森林についての勉強をしています。
今日は佐賀東部森林組合さんへ見学に行ってきた様子をレポートしていきたいと思います。

佐賀東部森林組合さんは地元の林業を活性化させるため、健全な森林の育成を目標に植栽や作業道開設といった森林整備やクリーク防災工事用資材の木材加工等を行われています。
森林組合と聞いて初めは年上の男性が多く若者や女性は関わりづらいイメージを持っていました。
ところが、当日案内してくださった現場の皆さんはとてもやさしい方たちばかりでした。
丁寧な説明を受けたり、冗談交じりの明るい雰囲気で対話をしていくうちに関わりづらいというイメージは払拭されました。
佐賀東部森林組合さんは、丁寧で正確な仕事を心がける姿勢とそれに負けない熱意とプライドを持った職人さんたちが働く素敵な職場だと感じました。


今回は実際の作業現場にお邪魔させていただき、下刈り作業を体験させていただきました。
下刈り作業というのは草刈り機や鎌を使い、植林した苗木の成長を妨げる雑草や雑木を刈り払う作業のことを言います。
作業を行ったのは神埼市背振町の標高500~600m地点。
今後開催予定の植樹の体験イベントに向け、何十年も放置された牧場跡地の広大な敷地の草刈り依頼を受けた場所でした。

山の入口で自己紹介と安全配慮に関しての説明があった後、作業を行いました。
今回の活動に参加した7名のうち、草刈り機の使用経験があったのは半数以下だったので、作業前に佐賀東部森林組合で働いていらっしゃる森田直弘さんと中川友久さんに草刈り機の使用方法の個別指導を行っていただきました。
私自身も職人さんが学校の庭を手入れする様子を眺めたことがある程度で草刈り機を使ったことはなく、知識・経験ともに0からのスタートでした。


素人目には少し重そうな機械を左右に動かしているだけのように見えますが、実際に使ってみると想像以上に難易度が高く1㎡の草刈りでさえかなり体力を消耗してしまいました。
機械の持ち方や姿勢、アクセルの加減や刃の高さなど意識するポイントがとても多かったです。
頭で理解していても体が追い付かなかったり、刃物への苦手意識で体がすくんでしまったり。
そして、不慣れな炎天下での作業にすぐに疲れてしまったりと心身ともに慣れと経験が必要な作業だと痛感しました。
この場所は普段作業している場所よりもずっと仕事がしやすい場所だと言っていました。
本当に過酷な現場なのだと痛感しました。


作業後は今の仕事を選ばれた経緯や森林組合の仕事の内容といった現実的な側面のお話を伺いました。
今回お話を伺った森田さんと中川さんは、どちらも幼少期から家の手伝いで、山作業に慣れていたのがきっかけでお仕事をはじめたそうです。
畑仕事や草刈りには慣れていたし、山も持っていたから家の仕事をそのまま継いだようなものだ、とおっしゃっていました。

私たち若い世代は、小さい頃から自然にかかわる機会が少なく、よく言われる3K(きつい、汚い、危険)を避ける傾向にあります。
確かに、林業という仕事はきつく、汚れもするし、危険もあると思います。
ですが、林業は日本人にとって切っても切れない関係にある大切な仕事でもあると思っています。

私はまだ林業に関しては知識、経験ともに未熟ではありますが、今回の現場見学を通して知った山の中で働く大人のカッコよさを伝えていきたいなと思いました。

佐賀東部森林組合の皆さん、お忙しい中ありがとうございました!

現場レポート:株式会社栗原木材店

2019年10月31日(木)
林業女子会@さがの馬場佐和子(ばば さわこ)です。
今日は唐津の株式会社栗原木材店さんへ見学に行って来た様子をレポートしたいと思います。
今回は林業女子会の新メンバー2名も加えて合計5名での見学となりました。

株式会社栗原木材店さんは創業60年。3代続く地元地域に根差した会社です。杭木を炭鉱に収める仕事からはじまり、木材業、製材業を営んできたそうです。3代目の息子さんの代からは木材業、製材業だけでなく、住宅販売、資材販売、住宅総合メーカーとしても事業の幅を広げたそうです。長年、木材と共に仕事をしてきた木、山、森の事を知り尽くした職人魂を持ったプロフェッショナルな会社さんです。

今回は製材所を見学させていただきながら、会長の栗原英一郎さん(以下栗原さん)から、佐賀の木材事情を通し、森の事、佐賀の山の現状、自然環境のことなど、熱いお話を伺って来ました。何か一般の方とは全く違う熱量を持ってらっしゃるのな? と感じるような素敵な熱さでした!! 栗原さんは佐賀県木材協会の会長や、林業・木材製造業労働災害防止協会の佐賀県支部長なども務めていらっしゃいます!

栗原会長

株式会社栗原木材店さんには現在では少なくなってしまった手引きの製材機があります。昔は、地域ごとに製材を担う木材店があり、直径60センチ以上の大木もたくさん製材していたそうです。今は、大型工場やメーカーなどで大量に製材されることが多いそうです。

製材機械

木材にはグリーン材、AD材、KD材の3種類があるそうです。
まずは、グリーン材。グリーン材は伐ったままの木材で乾燥をしていない木材です。
乾燥していないため、自然と少しずつ乾燥していく過程で木材が割れたり沿ったりすることが多いそうです。触ると水分をたくさん含んでいるためしっとりとしています。

一方、AD材、KD材は乾燥材になります。
AD材は「Air Dry Wood」の略称で、天然乾燥された木材です。木材を天然乾燥させるには半年以上の時間がかかるそうです。ただ、半年以上乾燥させても周りの大気中の湿度と同じところまでしか水分含有率を下げることができません。

KD材は「Kiln Dry Wood」の略称で、いわゆる人工乾燥材です。機械で短期間で乾燥させています。3種類の材の中では1番木材が動いたり暴れたりすることが少ないため、現在の建築業界ではこのKD材が主流として使われています。

木材が「動く」、「暴れる」というのは業界の用語のようなもの。木は乾燥させても生きていて、大気中の湿度や環境によって乾燥したり、また湿度を持ったりするため、加工したり、家や家具になってからも「動く」そうです。時には、思いがけず歪んでしまうほど動くこともある。そういうのを木が「暴れる」と表現するそうです。

木材が暴れないのならKD材が1番! というわけではない、ということを栗原会長は教えてくださいました。

今までの日本の製材業で主流だったAD材(天然乾燥材)は、木の性質が持つ「粘り」を保ち、何百年もの耐久性を保持できる強度を持っているのだそうです。木の性質を活かし、長く快適な空間を提供してくれる家を作るには、大工さんが手刻みで現場で少しずつ木材を加工しながら家を作る必要があるそうです。難しい技術ですし、時間がかかるけれど、素晴らしい日本の技術です。AD材の需要が減り、大工さんの仕事が減っている今の現状は少し残念に思いました。
栗原会長と共にこの日、製材所にかけつけてくださった佐賀県木材協会の山口さんも熱く語ってくださいました。

かけつけてくれた山口さんとメンバー

今回伺ったお話の中でも特に心を捉えた言葉は栗原さんの「家は森だ! 天然乾燥をした木は呼吸をして生きている。だから、AD材で作られた家は今も成長している」と言う強い言葉でした。

構造検査に合格しやすく、狂いの少ないKD材は一定の強度があり、短期間で商品化できるため、とても便利です。一方で、乾燥時に加熱されることで木材の細胞が死んでしまうため、本来の吸湿能力が低くなり、木の香りも艶もなくなるそうです。現代社会のことを考えると仕方ないと思う一方で、便利さの中から大切なものが失われているのでは? と感じました。

また、現在は木材価格が低迷し、ピーク時の1980年代に比べると丸太の価格は3分の1くらいにまで下がっているそうです。昔は一山の木材を売れば家を建てることができたり、子どもの結婚資金に充てていたそうです。
この木材の価値の低下と比例し山に入る林業家が少なくなり、それによる森林、里山の荒廃、治水、貯水の問題、土砂災害、河川の氾濫、頻繁に起こる洪水、全体に及ぼしている影響は甚大です。

大きな丸太

山を、木材を、どう活かすかは日本人のライフスタイルに大きく影響しています。日々、山が、製材所が危機的状況を迎えているのに、大切な木材の話、家の話はあまり一般の人には伝わりにくくまだまだ知らない事がたくさんあるのだろうなと感じました。

栗原さんの重みのある言葉の中から、自然に対する敬意と仕事で木材に携わってきた者の責任の重さが感じ取られ、今後の日本の森、自然環境に対する危機感、木材だけではなく社会全体で考えなければ解決しないことがあるのだと強く感じました。

この日は最後に林業女子会のメンバーと栗原さん、佐賀県木材協会の山口さんとの意見交換をしました。
林業女子会からは、公共建築物や大型建築物での木材利用を推奨したり、木材を利用した新たなビジネスも増やしていきたい! といった意見が出ました。
私個人的としては、大工職人さんの高齢化が進み、手刻みでの木材加工が出来る職人が減りつつある現在、木材の良さ、自然素材の良さを改めて見直して、再発見していく必要があると強く感じました。同時に、簡単なことではないかもしれませんが、新しいビジネスを育てるような画期的な取り組みが必要だな、とも思いました。

補足で気になったのは「脊振山系の杉はおび杉が多く、油っ気のある特徴を持っている!!」ということでした。今後のなにかのヒントになるのでは?

現場レポート:伊万里木材市場

林業女子会@さがの米良 貴美子(めら きみこ)です。
今日は株式会社伊万里木材市場さんの原木市場へ見学に行った様子をレポートしたいと思います

集合写真(右から3番目が筆者)

午前中は経営管理部主任の吉村さんが、アテンドしてくださり、丁寧にいろんなことを教えてくださいました。

毎月11日と28日は原木市があるそうです。私も知らなかったのですが、魚の市のように原木市では4mや6m、直径が太かったり細かったりといった原木が「競り(せり)」にかけられて業者さんに買い取られていくそうです。
ちょうどこの日は大きな特別市の競りの現場を見る事が出来ました。佐賀はもちろん、熊本、鹿児島、宮崎、大分、長崎など九州中の原木がたくさん運ばれて、並べられていました。特に長崎は原木市場がないので伊万里まで持って来られることが多いそうです。

ずらっと並んだ原木

佐賀県産木材は全体の3割程度と少ないとのこと。理由は林業が盛んな地域に比べると山が小さく、私有林も狭くて作業する場を確保しづらかったり、担い手の高齢化に伴い、放置されている山がたくさんあるからだそうです。佐賀県の木材が少ないのは残念な気持ちもありますが、これからまだまだ活用できる山林資源が眠っていると思うと先が楽しみです。

木材を買い付けに来たお客様は、渡された短冊型の小さな白い紙に、希望の金額を書いて競りに参加されていました。原木では、直・小曲・大曲、製材品では、特上・特一等・一等上などランク分けがされていて、年輪が密で、かつ均等で節がないものほど価値が高いそうです。2センチきざみの直径の最短部分が木材のサイズになるそうです。

競りの風景

直径のサイズや木材の長さごとに機械によって原木を選別し、同じサイズ、長さごとに山にして競りにかけるそうです。他にも、人の目で見て曲がり具合や木材の質を丁寧に見ることもあるそうです。

寒い地域の木材ほど年輪の幅が凝縮され細かくて硬く、温かい地域では若い木の頃、年輪がふわっと緩む。また、年輪を見れば、成長過程で枝打ちをしたこと、強風に煽られた、災害にあったなどすべて現れていると教えていただきました。

梅雨時期は木材に虫がつきやすかったり、樹皮が剥がれやすく木が割れやすいので林業のベストシーズンは秋から冬にかけてだそうです。

立派な丸太写真

㈱伊万里木材市場さんは九州の中でも大きな規模の会社で、伊万里本社をはじめ、福岡、大分、鹿児島にも営業所や事業所を設けて、素材確保のためだけでなく、森林のため、森林に関わる人のために、地球のため、未来のためにいろんな事業を展開されているとのことでした。

午後からは会社の概要をプロジェクターで説明していただいたあと、その事業の一つ、杉のコンテナ苗を育成しているハウスと、森林を伐採している現場を見せていただきました。

コンテナ苗場写真

より良い木の挿し穂を採取して温度や水の管理をしているそうです。他にも、土を研究しながら試行錯誤をして、取り組みとしては3年目になるそうです。苗木を育てる容器には底がなく、巻きものに巻かれたような状態で育てられており、底をなくし地面から10センチほど浮かして空間をつくって配置することで、根が真っ直ぐ下に伸び、植樹したときにしっかり根付きやすい工夫がされていました。

コンテナ苗木写真

伐採の現場では、まずは道を切り拓き、檜の香りが漂うなか、道を登っていくと最新の重機を操り、次から次へと伐採、枝を落とし切り分けるところなど、普段では見る事ができない迫力満点な現場は重機が生き物のように感じられるほど、圧巻でした。

高性能林業機械

正直、林業に関してほぼ無知ながら素晴らしい機会を得て参加させてもらった㈱伊万里木材市場さんでの現場見学は、とても勉強になり、さらに興味が深まりました。苗木が大木に育つまでに50年以上かかることだからこそ、今ある森を育てた先人がいたことに気づかされ、感謝の気持ちがわきました。私たちも未来の人たちや地球のために残す努力を”今”しなければならないと改めて実感しました。

市場見学風景

「ウッドデザイン賞2019」の募集が始まります

6月20日より、「ウッドデザイン賞2019」の募集が始まります。

「ウッドデザイン賞」は、木材利用促進のため、木の良さや価値を再発見できる製品や取組を消費者目線で表彰する顕彰制度で、昨年度は第一戦で活躍されている建築家、デザイナー、研究者等の方々の審査を経て、189点の作品が受賞しました。
入賞作品は、「ウッドデザインマーク」を使用できるとともに、展示会への出展等により幅広くPRされます。

また、「ウッドデザイン賞にふさわしいのではないか」「消費者目線を持った新しい木の活用をしているのではないか」と皆さまが考える木製品、建築物、活動、研究等を紹介していただく「あなたのおすすめウッドデザイン」の募集も行われます。

いずれも募集期間は、6月20日(木)~7月31日(水)です。

詳しくは、下記ホームページをご覧ください。
https://www.wooddesign.jp/

「ウッドデザイン賞2017」を受賞しました

 12月7日(木)から12月9日(土)にかけて、東京ビッグサイト東展示場において、日本最大級の環境展示会「エコプロ2017~環境とエネルギーの未来展」が開催され、「ウッドデザイン賞2017ブース」にて、上位賞作品(最優秀賞1点、優秀賞9点、奨励賞15点)と、入賞作品250点が展示されました。

 ウッドデザイン賞とは、「木」に関するあらゆるモノ・コトを対象に、暮らしを豊かにする、人を健やかにする、社会を豊かにするという3つの消費者視点から、優れた製品・取組等を表彰するものです。これによって、“木のある豊かな暮らし”が普及・発展し、日々の生活や社会が彩られ、ひいては国産材の需要が拡大し、適正な森林整備が進むことを目的としています。

ウッドデザイン賞は、建築・空間・建材・部材分野、木製品分野、コミュニケーション分野、技術・研究分野の4分野に分かれており、そこからさらに、ライフスタイル部門、ハートフルデザイン部門、ソーシャルデザイン部門の3部門に分かれます。

佐賀県林業課では、デザイナー等の発掘・育成を図りながら、実際に商業スペース等のリノベーションに取り組んだ「さがつく木のインテリアデザイン創出事業」をコミュニケーション分野のソーシャルデザイン部門で応募しました。

8月28日(月)の一次審査を通過し、10月25日(水)の二次審査の結果、応募総数453点の中から入賞250点の一つに選ばれました。

 今年で3回目となるウッドデザイン賞ですが、より多くの方々に認知され、木の良さや価値が再発見されることを期待します。

ウッドデザイン賞2017 賞状
みどりの女神との写真
人材発掘・育成でさがつく木のインテリアデザイン
佐賀県農林水産部林業課(佐賀)
展示パネル(エコプロ2017「ウッドデザイン賞2017ブース」にて)

森林資源の循環利用を進めるためには、森林から生産される木材を適切に利用することが必要である。本県では、木材利用のPRや魅力的な木造建築物を提案する人材が不足していることなどから、その利用が十分でない状況である。このため、デザイナー等の発掘・育成を図りながら商業スペース等のリノベーションに取り組んだ。

【審査委員会より】

大工、工務店、家具製作と著名デザイナーが参画し、ワークショップを通じて実際のリノベーションとともに人材育成を図る取組である。各人材のネットワーク化によって木材利用の相談窓口として機能することが期待できる。

第7回「さがの優良丸太展示品評会」が開催されました

10月2日(月)から10月3日(火)にかけて、佐賀市大和町の佐賀県森林組合連合会木材共販所において、佐賀県森林組合連合会・森林組合の共催により、第7回「さがの優良丸太展示品評会」が開催されました。
この品評会は、県内の森林所有者の方々が長年かけて育成し適正に管理された優良材を対象に、森林整備の推進と県産木材の販売促進・イメージアップを図ることを目的に開催されています。
今年度は、県内一円から杉23椪と桧10椪、合計33椪の出品があり、厳正な審査の結果、最優秀賞(佐賀県知事賞)は、杉部門において巨瀬純一さん(鹿島市)が、桧部門において家田正二郎さん(太良町)が受賞されました。また、優秀賞ほか各賞は下記の方々が受賞されました。
表彰式は、11月5日(日)、「よかウッドフェスタ」の開催に合わせて、佐賀市天神のどん3の森において、多数の関係者出席のもと執り行われました。
受賞者や出品者の方はもとより、多くの森林所有者の方々が、今後とも一層、山づくりに励まれることを期待します。

 

<受賞者>

  • 最優秀賞(佐賀県知事賞)
    杉部門 鹿島市 巨瀬 純一
    桧部門 太良町 家田 正二郎

 

  • 佐賀県森林組合連合会長賞
    杉部門 太良町 山邉 萬
    桧部門 鹿島市 寺山 正喜

 

  • 佐賀県木材協会長賞
    桧部門 太良町 橋爪 瑞子

 

  • 佐賀県林業改良普及協会長賞
    桧部門 鹿島市 一瀬 盛雄

 

  • 佐賀新聞社長賞
    杉部門 佐賀市 豆田 雪子

 

  • サガテレビ社長賞
    桧部門 佐賀市 栗原 大次郎

 

最優秀賞(佐賀県知事賞) 杉部門 巨瀬純一さんの出品材
最優秀賞(佐賀県知事賞) 桧部門 家田正二郎さんの出品材
審査会(佐賀県森林組合連合会木材共販所にて)
表彰式(佐賀市どん3の森にて)

2017「よかウッドフェスタ」を開催しました

11月5日(土)、佐賀市のどん3の森ふれあい広場をメイン会場に、佐賀県及び公益財団法人さが緑の基金の主催により「よかウッドフェスタ」を開催しました。

当日は、秋空の下、小城太鼓保存会による和太鼓演奏で幕を開け、引き続き、佐賀県緑化功労者等の各種表彰式が執り行われました。会場内では、県産ヒノキを使ったスプーンづくりをはじめ、県産木材を使った木(き)んぎょすくい、親子でくぎ打ち競争、チェンソーアート&オークション、棟上げ実演・もち投げ、河口恭吾さんによるトーク&ミニライブ、県産原木しいたけの試食・販売、山菜おにぎり販売など、子供から大人まで幅広い年代の多くのお客さんで賑わいました。

また、今年度から始動した「森川海人(もりかわかいと)っプロジェクト」の第一弾として、森林の大切さ、森・川・海のつながりの重要性などについて理解を得るためのパネル展示も行いました。

そのほか、県内各地から参加した緑の少年団の子供たちは、牛乳パックを使ったどんぐり苗木づくりや枝打ちの体験活動を行いました。
来場者の方々は、様々なイベントで、県産木材や緑とふれあいながら木の温もりやその良さを実感されたことと思います。

今回の参加を契機として、普段の生活の中でより一層、県産木材の利用や緑への愛着が深まることを願います。

小城太鼓保存会による和太鼓演奏
~プレオープニング~
緑化功労者等表彰式
木工工作コンクール表彰式
建築設計競技表彰式
優良丸太展示品評会表彰式
県産ヒノキのスプーンづくり
県産木材を使った木(き)んぎょすくい!
親子でくぎ打ち競争!
チェンソーアート
木造軸組工法による棟上げ
もち投げ
県産原木しいたけ試食・販売
「森・川・海はひとつ」パネル展
~森川海人っプロジェクト~
みどりの少年団体験活動 ~どんぐり苗木づくり~
緑の少年団活動発表会
木工工作コンクール受賞作品展示
建築設計競技受賞作品展示
 
どんぐりくん(左)&モクリン(右)
 

第33回「佐賀県児童・生徒木工工作コンクール」入賞作品決定

10月28日(土)、佐賀市のアバンセにおいて、第33回「佐賀県児童・生徒木工工作コンクール」(主催:佐賀県木材青壮年会)の審査会が行われ、1000点近い応募作品の中から、入賞者が決定しました。

このコンクールは、未来を担う多くの子供たちが、今の子供ならではの発想力から、昔の子供が思いつかなかった新しい物を作って欲しいという思いと、木工工作を通じて、感受性や創造性に富んだ社会人に成長してくれることを願い、「触れて、創って、知る ウッドコレクション」をテーマに開催されました。

なお、入賞作品については、11月5日(日)に、佐賀市のどん3の森ふれあい広場で開催する「よかウッドフェスタ」において、表彰式を執り行います。