「佐賀県中大規模木造建築設計セミナー」の受講生を募集します

平成22年10月に施行された「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」は、令和3年6月に「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」に改正され、脱炭素社会の実現に向け、木材の利用の促進に取り組む対象が、公共建築物等から民間建築物を含む建築物一般に拡大されました。

佐賀県では、平成23年12月に「佐賀県公共建築物木材利用促進方針」を策定し、公共建築物等への県産材の利用による木造・木質化を推進しています。また、県内の全市町において、上記法律に基づく方針を策定し、地域産木材の利用推進の取組が行われています。

3年目の開催となる令和3年度は、主に公共施設発注者等に対し、木材を利用した公共施設整備をする上で必要な知識の習得及び疑問解決を図る講座を実施します。加えて佐賀県中大規模木造建築セミナーを修了した建築士に対する、中大規模建築物木造木質化の設計ノウハウのフォローアップを目的としセミナーを開催します。
公共建築物の木造化、木質化を検討される方、推進されるお立場の方、現在進行中の建築プロジェクトへの疑問をお持ちの方、市町等の公共建築発注担当者の参加をお待ちしています。

1 応募対象者・定員

佐賀県内の市町職員・佐賀県職員(公共施設の企画、発注、設計、建築、維持管理などに関わる担当者):定員20名
佐賀県中大規模木造建築セミナーを修了した建築士:定員10名

2 セミナー概要

スケジュール

開催日 内容 県・市町職員対象 セミナー修了建築士対象 募集締め切り
10/20 (水) 基礎:西部会場   10/13(水)
10/21 (木) 基礎:東部会場   10/14(木)
11/ 4 (木) テーマ:建築コスト 10/28(木)
12/ 2 (木) 視察:木材製造現場 11/25(木)
12/23 (木) テーマ:メンテナンス 12/16(木)

3 申し込み

申込期間:
 各回実施日1週間前17:00まで

※定員を満たした時点で、期限前に募集を締め切る場合があります。

※定員に満たない場合は、追加募集を行います。

※新型コロナウィルス感染拡大等止むを得ない理由で、プログラムが延期・中止・オンライン開催となる場合がありますので、あらかじめご了承の上お申し込みください。

申込方法

下記の申込フォームにご記入のうえ、送信ください。
申込書入力先:https://forms.gle/SVStD6cSTQHvxvk89

 

お問い合わせ先(運営事務局)

NPO法人サウンドウッズ (担当 竹川)
住所: 大阪市中央区内平野町2-1-2-5A  NPO法人サウンドウッズ
電話:06-6360-4465 (平日9:00~18:00)

 

実施体制

主催:佐賀県農林水産部林業課 TEL 0952-25-7133
運営事務局: 一般社団法人佐賀県建築士会 TEL 0952-26-2198
       NPO法人サウンドウッズ TEL 06-6360-4465

県産木材を使用した木造住宅の新築・リフォーム費用の一部を支援します(第1回募集期間)

 県では、県産木材の利用を拡大するため、県産木材を使用した木造住宅の新築や住宅・施設のリフォームの費用の一部を支援します。
 多くの皆さまのご応募をお待ちしています。

1 木造住宅の新築

(1)助成内容
 30万円/棟

(2)助成対象
 次の各号のいずれにも該当する住宅の建築主とします。

  • 県内に自らまたは家族が居住するために新築する一戸建ての木造住宅であること。
  • 構造耐力上主要な部分(基礎及び基礎杭を除く)の内、土台、 柱(間柱を除く。)、横架材(桁、梁類)、斜材(筋かい、火打材類)、小屋組(小屋束、棟木、母屋、垂木類)の部分の木材使用量のうち、県産木材を体積比で60%以上使用すること。かつ、外装又は内装に県産木材を10㎡以上使用すること。
  • 佐賀県産木材地産地消の応援団が施工又は設計する住宅であること。
  • 使用する木材については、合法木材及び県産木材の証明ができること。
  • 補助住宅に申し込みをした年度の12月末日までに完了する住宅であること。
  • さがの木の住まいコンクールに応募する住宅であること。
  • 県税に未納がないこと。

(3)募集戸数
 30棟(応募多数の場合は抽選をします。)

(4)募集期間
 令和3年5月17日(月曜日)~令和3年6月30日(水曜日)
 ※今回の募集は1回目です。2回目は9月~10月に行う予定です。

2 住宅・施設のリフォーム

(1)助成内容
 20万円/棟

(2)助成対象
 次の各号のいずれにも該当する住宅又は店舗や事務所等の非住宅のリフォームの建築主とします。

  • 県内に自らまたは家族が居住するための住宅(賃貸を除く。)、もしくは県内にある非住宅にかかるリフォーム(改築、増築、修繕、模様替え等)であること。
  • 事業費が500千円以上の工事
  • 外装又は内装に県産木材を現しとして20m2以上使用すること。
  • 佐賀県産木材地産地消の応援団が施工又は設計する住宅等であること。
  • 使用する木材については、合法木材及び県産木材の証明ができること。
  • 補助に申し込みをした年度の12月末日までに完了する住宅等であること。
  • 県税に未納がないこと。

(3)募集戸数
 30棟(応募多数の場合は抽選をします。)

(4)募集期間
 令和3年5月17日(月曜日)~令和3年6月30日(水曜日)
 ※今回の募集は1回目です。2回目は9月~10月に行う予定です。

3 受付及び問合せ先

 一般社団法人佐賀県木材協会
 住  所:〒840-0027 佐賀市本庄町大字本庄278番地4
 電話番号:0952-23-6181
 受付時間:9時~17時(土日祝日除く。)
 ホームページ:http://www.sagamokukyo.jp/

4 佐賀県産木材地産地消の応援団について

 佐賀県産木材地産地消の応援団に登録されている大工・工務店、設計事務所については、下記リンクをご参照ください。
 https://yoka-wood.jp/supporters/

5 添付ファイル

 ・新築木造住宅募集要領(PDF)
 ・リフォーム施設募集要領(PDF)

現場レポート:岩忠建設株式会社 視察

2020年12月24日(木)

こんにちは! 今回のレポート担当は、林業女子会@さがの門脇恵です。
関東から佐賀へ移住して7年。佐賀のお山(三瀬村)での暮らしは毎日とにかく楽しいです。
今日は佐賀県西松浦郡有田町にある岩忠建設株式会社さんへ視察に伺った様子をレポートしたいと思います。

案内してくださったのは岩忠建設株式会社の代表取締役を務める岩永忠美さん。岩永さんはお父さんの代に立ち上げられた製材所を2代目として引き継いだそうです。木材と真摯に向き合ううちに製材にとどまらず、建築、デザイン、不動産、分譲住宅計画、太陽光発電、牛舎をリノベーションしたゲストハウスに、カフェまで……! 驚くほど幅広い事業展開になったそうです。

現在は家づくりの面白さに目覚め、関東からUターンして佐賀へ戻ってきた息子さんも事業を手伝っているそうです。実は息子さんは芸術家でもあり、建築士でもありバンドマンでもあるとか! 2代目、3代目ともに才気あふれる岩忠建設株式会社さん。林業女子としても、個人としてもその面白さに圧倒される1日でした。

まずは、製材業からご紹介。岩忠建設株式会社さんには、全国的に数が少なくなってしまった手引きの製材機があります。直径70cmまでの丸太がこの機械で製材できるそうです。この道40年の職人さんが丸太を1本1本微調整しながら美しい木材を仕上げる技術はまさに職人技。原木の曲がりやクセを見ながら少しずつ刻んでいくそうです。1度製材し、乾燥をしてからもう1度数ミリ単位で製材しなおすことで、より正確にくるいのない木材を仕上げるそうです。


岩忠建設さんの木材の特徴の1つはバイオマスエネルギー(太陽光発電)を利用した35度の低温乾燥を行っていることです。
天然乾燥は昔から木材に使われている技術。自然と木材を乾燥させることにより、木の良さを最大限に活かすことができます。色、艶、保湿、保温、抗菌作用。神社仏閣が古くからその形をとどめているのは、まさにこの天然乾燥をした良質な木材を使用しているからこそです。
一方で、天然乾燥はどうしても乾燥させるのに時間がかかってしまいます。欲しい時に欲しい木材が手に入りづらいうえに、場所をとる木材を天然乾燥させるには土地も時間も手間もかかります。

そこで今一般的に流通している木材の乾燥方法。それが高温乾燥です。高温処理をほどこすことで、短い時間で木材を乾燥させます。一定の品質を維持し、安定供給を可能にする。現在の木材市場のニーズを考えると一概にどちらが良いとは言えません。

この天然乾燥と高温乾燥のいいとこどりをしたのが、岩忠建設株式会社さんが導入している低温乾燥庫です。太陽光発電で作り出した電力により倉庫を35度の低温に維持し、木材の細胞を壊さずに、通常の天然乾燥よりも早く乾燥させることができます。

倉庫の中に入ってみると、木の良い香りとほどよい暖かさが気持ちよく、いつまでも倉庫の中に入っていられそうでした! ぽかぽかの太陽の下で森林浴をしているような気持ちよさ。バイオマス低温乾燥庫で健康を維持する新たな健康法が考案されるかもしれない! と思うくらいにバイオマス低温乾燥庫の中は快適でした。岩忠建設株式会社さんでは、こうやって乾燥させた木材を、常に10棟ほどの家が建てられるくらいキープしているそうです。すごい!!

低温乾燥庫も素晴らしいのですが、お隣に併設された牛舎をリノベーションしたゲストハウスとカフェも素晴らしかったです! 木材屋さんだからこそできるぜいたくな木の使い方で、さりげなくおしゃれにDIYされた家具が素敵でした。カフェとゲストハウスは3代目の息子さんの発案によるものだそうです。身体に優しい薬膳カレーを昼食にいただいたのですが、とっても美味しかったです! 他では食べられない、スパイシーながら身体にさらっとなじむ深い味わいでした。


そして、外壁の木材がさりげなく無節で美しいことにテンションが上がる林業女子たちはちょっと変わっているかもしれません(笑)。
惚れ惚れするような素敵な外壁でした!

最後に、建設中の岩忠建設株式会社さんの分譲住宅地にお邪魔しました。なんと20棟を越える分譲住宅地のすべてを岩忠建設株式会社さんが手掛けているとのこと!! 
土地の確保、設計、製材、建設、庭の整備に太陽光システム、道路工事まですべてが岩忠建設株式会社さん1社でできてしまうんです。分譲住宅開発というよりは、もはや村建設に近いのではないかと思いました。

なぜこんなに幅広い事業展開をされているのですか? と聞いたところ「木材を使おうと思ったら建築が必要だし、家を建てようと思ったら土地が必要だし、道を作ったり造成も必要になるから、必要なものを1つずつできるようにしていった結果」とのことでした。凄すぎてただただ圧巻されるばかりです。

また、現場には業界では少ないと言われている若手の大工さんや、女性の建築士さんも多く、皆さん元気に楽しそうに活躍されていました。家を建てることを通して、地域に根付く若いファミリー層が増え、地域の若手には就職口を提供する。岩忠建設株式会社さんは木材だけでなく、地域と人とを、ゆるやかにあたたかく巻き込みながら循環させている素晴らしい会社さんなのだとわかりました。

佐賀にこんなに面白い会社があるということに感謝と驚きが隠せません。とっても勉強になる1日でした。岩忠建設株式会社の皆様、ありがとうございました!

現場レポート:佐賀東部森林組合 下刈り体験

2020年8月19日
林業女子会@さがの濱田櫻(はまださくら)です。
歌うことと絵を描くこと、人と話すことが大好きな大学一年生です。
令和2年の4月から西日本短期大学で森林についての勉強をしています。
今日は佐賀東部森林組合さんへ見学に行ってきた様子をレポートしていきたいと思います。

佐賀東部森林組合さんは地元の林業を活性化させるため、健全な森林の育成を目標に植栽や作業道開設といった森林整備やクリーク防災工事用資材の木材加工等を行われています。
森林組合と聞いて初めは年上の男性が多く若者や女性は関わりづらいイメージを持っていました。
ところが、当日案内してくださった現場の皆さんはとてもやさしい方たちばかりでした。
丁寧な説明を受けたり、冗談交じりの明るい雰囲気で対話をしていくうちに関わりづらいというイメージは払拭されました。
佐賀東部森林組合さんは、丁寧で正確な仕事を心がける姿勢とそれに負けない熱意とプライドを持った職人さんたちが働く素敵な職場だと感じました。


今回は実際の作業現場にお邪魔させていただき、下刈り作業を体験させていただきました。
下刈り作業というのは草刈り機や鎌を使い、植林した苗木の成長を妨げる雑草や雑木を刈り払う作業のことを言います。
作業を行ったのは神埼市背振町の標高500~600m地点。
今後開催予定の植樹の体験イベントに向け、何十年も放置された牧場跡地の広大な敷地の草刈り依頼を受けた場所でした。

山の入口で自己紹介と安全配慮に関しての説明があった後、作業を行いました。
今回の活動に参加した7名のうち、草刈り機の使用経験があったのは半数以下だったので、作業前に佐賀東部森林組合で働いていらっしゃる森田直弘さんと中川友久さんに草刈り機の使用方法の個別指導を行っていただきました。
私自身も職人さんが学校の庭を手入れする様子を眺めたことがある程度で草刈り機を使ったことはなく、知識・経験ともに0からのスタートでした。


素人目には少し重そうな機械を左右に動かしているだけのように見えますが、実際に使ってみると想像以上に難易度が高く1㎡の草刈りでさえかなり体力を消耗してしまいました。
機械の持ち方や姿勢、アクセルの加減や刃の高さなど意識するポイントがとても多かったです。
頭で理解していても体が追い付かなかったり、刃物への苦手意識で体がすくんでしまったり。
そして、不慣れな炎天下での作業にすぐに疲れてしまったりと心身ともに慣れと経験が必要な作業だと痛感しました。
この場所は普段作業している場所よりもずっと仕事がしやすい場所だと言っていました。
本当に過酷な現場なのだと痛感しました。


作業後は今の仕事を選ばれた経緯や森林組合の仕事の内容といった現実的な側面のお話を伺いました。
今回お話を伺った森田さんと中川さんは、どちらも幼少期から家の手伝いで、山作業に慣れていたのがきっかけでお仕事をはじめたそうです。
畑仕事や草刈りには慣れていたし、山も持っていたから家の仕事をそのまま継いだようなものだ、とおっしゃっていました。

私たち若い世代は、小さい頃から自然にかかわる機会が少なく、よく言われる3K(きつい、汚い、危険)を避ける傾向にあります。
確かに、林業という仕事はきつく、汚れもするし、危険もあると思います。
ですが、林業は日本人にとって切っても切れない関係にある大切な仕事でもあると思っています。

私はまだ林業に関しては知識、経験ともに未熟ではありますが、今回の現場見学を通して知った山の中で働く大人のカッコよさを伝えていきたいなと思いました。

佐賀東部森林組合の皆さん、お忙しい中ありがとうございました!

佐賀県ふる郷の木づかいプロジェクト事業費交付要綱及び実施要領を一部改正しました

 県では、県産木材の利用を拡大するため、木材の生産・加工流通業者(「佐賀県木材業者及び製材業者登録条例」に基づき登録された者)及び「佐賀県産木材」地産地消の応援団に登録されている、大工・工務店、建築設計事務所または、それらで組織する団体等が行う施設整備及び県産木材のPR活動に対し支援を行います。
 ※令和3年3月31日付で要綱及び要領の一部改正を行っております。

1 支援の内容(事業メニュー)

(1) さがの木施設整備支援事業県産木材を製材・販売する製材業者等が整備する施設整備について支援
(2) さがの木の家デザイン支援事業「佐賀県産木材」地産地消の応援団(大工・工務店、建築事務所)がコラボし制作した、県産木材を使用した木造住宅プランの設計費用について支援
(3) さがの木でつながる家づくり応援事業県産木材を使用した木造住宅づくりの一環として開催するイベント等の経費について支援
(4) さがの木の家具等開発チャレンジ支援事業県産木材を利用した家具や木製品等の開発及び利用促進にかかる経費について支援
(5) さがの木天然乾燥木材支援事業県産天然乾燥木材の生産に必要な経費の一部について支援

 

2 補助の条件等

 補助を受ける条件については、支援の内容(事業メニュー)ごとに、補助金交付要綱及び実施要領に定めておりますので、下記添付ファイルをご覧ください。
 なお、事業の詳細については、県林業課又は県の現地機関(農林事務所林務課)へお尋ねください。

佐賀県ふる郷の木づかいプロジェクト事業費補助金交付要綱
佐賀県ふる郷の木づかいプロジェクト事業費補助金交付要綱(新旧対照表)
佐賀県ふる郷の木づかいプロジェクト事業実施要領
佐賀県ふる郷の木づかいプロジェクト事業実施要領(新旧対照表)

佐賀県ふるさと木材利用拡大推進事業費補助金交付要綱・実施要領を一部改正しました

 県では、県産木材の利用を拡大するため、民間木造住宅の新築やリフォーム、木塀設置の費用の一部を支援し、民間住宅の木造化等を推進するとともに、自治会公民館等の木造化や公共施設等における県産木材を使用した木製品等の導入に支援を行います。
※令和3年3月29日付で補助金交付要綱及び実施要領の一部改正を行っております。

1 支援の内容(事業メニュー)

(1)木造住宅の新築
 木造住宅を新築する場合に経費の一部を助成

(2)リフォーム
 住宅又は非住宅をリフォームする場合に経費の一部を助成

(3)木塀の整備
 木塀の設置に係る設計・施工・施工管理に要する経費の一部を助成

(4)県産木材のPR活動
 県産木材を使用した住宅見学会、家の材料となる木を見(伐り)に行くツアー、SNSによる情報発信等に係る経費を助成

(5)木造公共的施設整備
 自治会等が整備する公共的施設の木造化を行う場合に経費の一部を助成

(6)公共施設等の木製品の導入
 公共施設等における木製品(机、椅子、教卓、戸棚、本棚、テーブル、ベンチ、玩具など)の導入を行う場合に経費の一部を助成

 

2 補助の条件等

 補助を受ける条件については、支援の内容(事業のメニュー)ごとに、補助金交付要綱及び実施要領で定めておりますので、下記添付ファイルを御覧ください。
 なお、事業の詳細については、県林業課又は県の現地機関(農林事務所林務課)にお尋ねください。