県産木材を使用した木造住宅の新築・リフォーム費用の一部を支援します(第1回募集期間)

 県では、県産木材の利用を拡大するため、県産木材を使用した木造住宅の新築や住宅・施設のリフォームの費用の一部を支援します。
 多くの皆さまのご応募をお待ちしています。

1 木造住宅の新築

(1)助成内容
 30万円/棟

(2)助成対象
 次の各号のいずれにも該当する住宅の建築主とします。

  • 県内に自らまたは家族が居住するために新築する一戸建ての木造住宅であること。
  • 構造耐力上主要な部分(基礎及び基礎杭を除く)の内、土台、 柱(間柱を除く。)、横架材(桁、梁類)、斜材(筋かい、火打材類)、小屋組(小屋束、棟木、母屋、垂木類)の部分の木材使用量のうち、県産木材を体積比で60%以上使用すること。かつ、外装又は内装に県産木材を10㎡以上使用すること。
  • 佐賀県産木材地産地消の応援団が施工又は設計する住宅であること。
  • 使用する木材については、合法木材及び県産木材の証明ができること。
  • 補助住宅に申し込みをした年度の12月末日までに完了する住宅であること。
  • さがの木の住まいコンクールに応募する住宅であること。
  • 県税に未納がないこと。

(3)募集戸数
 30棟(応募多数の場合は抽選をします。)

(4)募集期間
 令和4年5月9日(月曜日)~令和4年6月30日(木曜日)
 ※今回の募集は1回目です。2回目は9月~10月に行う予定です。

2 住宅・施設のリフォーム

(1)助成内容
 20万円/棟

(2)助成対象
 次の各号のいずれにも該当する住宅又は店舗や事務所等の非住宅のリフォームの建築主とします。

  • 県内に自らまたは家族が居住するための住宅(賃貸を除く。)、もしくは県内にある非住宅にかかるリフォーム(改築、増築、修繕、模様替え等)であること。
  • 事業費が500千円以上の工事
  • 外装又は内装に県産木材を現しとして20m2以上使用すること。
  • 佐賀県産木材地産地消の応援団が施工又は設計する住宅等であること。
  • 使用する木材については、合法木材及び県産木材の証明ができること。
  • 補助に申し込みをした年度の12月末日までに完了する住宅等であること。
  • 県税に未納がないこと。

(3)募集戸数
 30棟(応募多数の場合は抽選をします。)

(4)募集期間
 令和4年5月9日(月曜日)~令和4年6月30日(木曜日)
 ※今回の募集は1回目です。2回目は9月~10月に行う予定です。

3 受付及び問合せ先

 一般社団法人佐賀県木材協会
 住  所:〒840-0027 佐賀市本庄町大字本庄278番地4
 電話番号:0952-23-6181
 受付時間:9時~17時(土日祝日除く。)
 ホームページ:http://www.sagamokukyo.jp/

4 佐賀県産木材地産地消の応援団について

 佐賀県産木材地産地消の応援団に登録されている大工・工務店、設計事務所については、下記リンクをご参照ください。
 https://yoka-wood.jp/supporters/

現場レポート:次世代スギ精英樹「サガンスギ」(コンテナ苗植栽)研修

2022年3月16日

研修会の様子

林業女子会@さがの門脇恵(かどわきめぐみ)です。
今回は今話題の次世代スギ精英樹「サガンスギ」のコンテナ苗植栽研修のレポートをお届けします。

「サガンスギ」は佐賀県の林業試験場で50年以上かけて開発し、2021年に品種登録された次世代スギ精英樹を代表とした、4つのスギの品種です。
何がすごいのかというと、まず1番に収穫サイクルの早さです!これまでの林業の収穫サイクルは約50年でしたが、「サガンスギ」は約30年で収穫することができます。しかも、成長が早いだけでなく、木材強度も高く、花粉も少ない!と三拍子そろっているのが「サガンスギ」の良いところです。これは試験研究として植栽され、30年生以上に育ったサガンスギが現存し、植栽から収穫期までの成長過程や木材としての強度が実証されているからこそ力強く言えることです。
今回はそんな「サガンスギ」のコンテナ苗植栽の様子とともに、その魅力を紹介したいと思います。

「サガンスギ」のコンテナ苗

この日は佐賀県の林業技術職員や地元市職員、林業事業体等が集まり「サガンスギ」の試験地にコンテナ苗植栽を行いました。林業の省力化として近年活用されている「コンテナ苗」。植栽のための道具もいろいろあり、杭木にステップを付けた自作のものから、数万円する専用器具まで様々です。みなさん、いろいろな器具を試されながら、植栽されていました。コンテナ苗の根鉢の部分をきれいに植えられるようどうやって穴を掘るのかがポイントです。植栽後は苗がまっすぐに立つようにすると定着しやすいそうです。

植栽のための道具

「サガンスギ」は成長が早いため、あっという間にコンテナ苗用のコンテナでは支えきれないほど大きくなるそうです。どれくらい成長が早いのかというと、通常のスギが樹高3mほどになるのに約6年かかるのに対して、「サガンスギ」は約4年で樹高3mに達します。これは下刈りという林業の作業の中でも1番きつく大変な作業の大きな省力化につながります。

下刈りはスギが大きくなるまでの間、雑草が伸びることによって、苗木に日が当たらなくなるのを防ぐため、真夏の炎天下の中、日差しを遮るものがない環境下で草を刈る作業です。植栽をしてから5年目くらいまで毎年続ける必要があります。ところが、サガンスギの場合には4年目には樹高が3mになるので、通常5回の下刈りがだいたい3回で済むそうです! 下刈り作業の省力化は育林コストの削減にもつながるため、収益率もアップします。さらに、担い手不足を抱える現場の労働コストの削減にもつながります。山主にとっても現場にとっても嬉しいことです。

植栽の様子

植栽の様子

成長の速度が早いと通常は年輪幅が広くなり、木材としては強度が劣ると言われています。しかし、この「サガンスギ」は強度試験の結果、県内で普及している一般的な「スギ」よりも強度が高いことが証明されています。「サガンスギ」は、年輪幅は広いのですが、繊維の入り方に特徴があることで、強度が高くなっていると考えられているそうです。国内で最先端の強度試験が行うことができる、国の研究施設である森林総合研究所で、30年生以上の「サガンスギ」の製材品を用いて、曲げヤング係数(たわみにくさの指標)の測定と木材強度(折れにくさの指標)の測定を行っています。

スギのように育成期間が長い樹種における新品種の開発では発表と共に、実際の木材の現物が揃うことは、ほとんどありません。実は「サガンスギ」の元になった研究は1965年、今から57年ほど前に遡ることになります。佐賀県の林業試験場では、この頃からスギの人工交配をはじめ、約10,000種の個体を試験林で育成していました。

そして、1980年頃、今から40年ほど前に、約10,000種の個体の成長調査から109の個体に絞りました。その後、調査の信頼性を確保するため、109のクローンを1クローンあたり50本程度の挿し木を増殖し、約5,000本により設定した試験林での長年の現地調査結果から、109クローンを6クローンまで絞り込んだのが2015年のことです。それで終わりではなく、さらに現代の先端技術を導入し、遺伝子解析、木材の詳細な強度試験や立地条件などを加味した成長量の評価などを行うことで、成長、木材の強度、雄花量、挿し木発根率を総合評価し、最終的に次世代スギ精英樹4クローンに絞り込み、2022年の2月から「サガンスギ」としての苗木の出荷・植樹が開始されています。4クローンの個体を残したのは、万が一、何らか要因で、同一クローンの個体の生育等が一斉に阻害されてしまうなどの状況を防ぐためだそうです。挿し木増殖によるクローン個体は全く同じ遺伝子を持つことになるので、外的要因に対してほぼ同等の影響を受けることになります。種の安定性を保ち将来のリスクを減らすことも大切なことの1つです。

植栽された「サガンスギ」

それにしても、半世紀以上にわたる長い時間をかけて「サガンスギ」の研究開発が進められてきたことに本当に驚き感動しました。佐賀県民の勤勉さと真摯さを象徴しているようです。私は関東から佐賀県へ移住したのですが、佐賀県の方と触れ合う中で、物事に対して真摯に向き合う姿勢や最後までやり遂げる力に圧巻されることが何度もありました。「サガンスギ」の研究開発もそんな佐賀県の県民性の良いところの現れだと思いました。

「サガンスギ」の研究開発を担当している林業試験場の特別研究員の江島淳さん(研究開発担当)は、この研究について、先代たちの残してくれた貴重な試験林やデータを元に、本当に価値があるのかを疑い確認する研究だと話してくださいました。本当に成長が早いのか、本当に強度が高いのか、1つ1つ調べながら分析しているそうです。こんなに古くから研究しているケースは全国的にもなかなかないことです。人工交配による品種改良は農業の分野では一般的ですが、林業の分野では、個体が大きく成長するのに時間がかかるため、技術の導入が遅れていたそうです。佐賀県でこの研究がはじまったのは佐賀県が農業大国だったからなのではないかと江島さんは考えているそうです。実際にこの研究を始めた原信義さんは、佐賀大学の農学部で農作物の育種を専攻されていた方だったそうです。

江島淳さん(佐賀県林業試験場 特別研究員)

林業試験場で普及指導にあたっている山口光洋さん(普及指導課長)と松尾淳也さん(副場長)からもお話を伺いました。

林業試験場には現在たくさんの問い合わせが届いているそうです。山口課長は、まずは佐賀県内でしっかりと苗木を生産し、普及していきたいと話してくださいました。下刈りのコストも削減され、従来は主伐までに50年かかっていたところが、「サガンスギ」の場合には30年で主伐できるそうです。また、従来であればまだ枝打ち期間である10年生のタイミングで除間伐を行うことも可能です。将来性も高く、期待が大きいからこそ、しっかりと普及していきたいと心強い声をいただきました。

松尾副場長は、「サガンスギ」が林業の新たな意欲につながって欲しいと考えているそうです。多様な森づくりの1つの選択肢として、これから樹を植えるときに「サガンスギ」を選んでもらえるようにできたらと話します。建築や木材関係の方たちからはやはり木材の品質のことを聞かれるそうです。今までのスギより強度が高いことを試験の結果を見てもらいながらしっかりと説明し、実物の木材を見てもらうことで納得してもらえることは大きなことです。「サガンスギ」というブランドが1つ完成し、いつかエンドユーザーから「サガンスギ」の木材で家を建てたいと言ってもらえるようになったら嬉しいと話します。

山口光洋さん(佐賀県林業試験場 普及指導課長)

松尾淳也さん(佐賀県林業試験場 副場長)

成長が早く、木材強度が高く、花粉が少ない! 結果として、収益が見込め、林業の省力化も図られる。そして、主伐から再造林(新たに植栽し樹を育てること)の流れができることによって、森林資源の循環が進む。「サガンスギ」はこれからの林業界に新たな新風を巻き起こしそうです。私もいつか、自分の山を持って「サガンスギ」を植栽したいと思いました。これからの「サガンスギ」の成長に益々目が離せません。

お話を聞かせてくださった皆様、本日はありがとうございました。

チェーンソー技術 SAGA伐木チャンピオンシップ2021
~山のプロフェッショナルが魅せます~動画を掲載しました

 

 この度、ふる郷の木づかいプロジェクト会議流域森林・林業活性化部会において、令和3年12月5日に開催しました「SAGA伐木チャンピオンシップ2021」の動画を制作し、YouTube県公式ページに掲載しました。
 この動画は、ルールや解説を付して、競技内容がわかる動画にしております。
 日頃から安全なチェーンソー技術の研鑽に努め、やりがいを持って競技に臨む選手の雄姿をご覧ください。

【ダイジェスト】(4:00)

【本編】(11:14)

【イベントの概要】
■イベント名称
 SAGA伐木チャンピオンシップ2021

■開催日
 令和3年12月5日(日曜日)

■開催場所
 佐賀市嘉瀬町荻野
 嘉瀬川河川敷(県立森林公園西側)

■競技内容
 林業の現場で行う作業を基に競技化し、4種目で正確性、安全性、スピードを競いました。
 ・伐倒競技(マストツリー方式)
 ・丸太合わせ輪切り競技
 ・接地丸太輪切り競技
 ・枝払い競技

添付ファイル:チラシ(PDF)

第19回佐賀県しいたけ品評会が開催されました

 佐賀県産しいたけの高品質で安定的な生産振興を図るため、県内の各産地で生産された、優れたしいたけを集め、品評会を開催しました。この度、下記のとおり受賞者が決定しましたので、お知らせします。
 例年、品評会に併せて開催している展示及び即売会について、今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から実施を見送りました。展示及び即売会は、品評会に出品されたしいたけも販売される大人気のイベントです。佐賀県産原木しいたけの魅力を知っていただくためにも、開催できる世情になりましたら、多くの方に御来場いただきたいと思います。

第19回佐賀県しいたけ品評会

応募数

 乾しいたけの部・・・11点

受賞者

乾しいたけ部門 佐賀県知事賞 原 正夫
(JAからつ相知町椎茸栽培研究会)
優秀賞 瀬戸 るり子
(JA伊万里椎茸部会)
佐賀県原木しいたけ栽培研究会長賞 宮崎 重雄
(JAからつ相知町椎茸栽培研究会)

 

SAGA伐木チャンピオンシップ2021ダイジェスト動画を掲載しました

 林業従事者の林業技術及び安全作業意識の向上、林業の魅力を発信するため令和3年12月5日に「SAGA伐木チャンピオンシップ2021」を開催しましたが、この度、イベント当日のダイジェスト動画を作成し、YouTubeの県公式ページに掲載しました。
 林業従事者の真剣な姿や競技を見つめる観客、イベントを楽しむ子供たちの笑顔が詰まった動画ですので、ぜひご覧ください。

URL:https://youtu.be/ajg_EJUTq3w

 

(動画イメージ)

以下は実施したイベントの概要です。

■イベント名称
SAGA伐木チャンピオンシップ2021

■来場者数
約1300名

■開催日
令和3年12月5日(日曜日)

■開催場所
佐賀市嘉瀬町荻野
嘉瀬川河川敷(県立森林公園西側)

■イベント内容
<競技会>
林業の現場で行う作業を基に競技化し、4種目で正確性、安全性、スピードを競いました。
・伐倒競技(マストツリー方式)
・丸太合わせ輪切り競技
・接地丸太輪切り競技
・枝払い競技

<林業やアウトドア・キャンプに関するイベントブース>
・林業機械の展示
・林業就業相談
・キャンプギアの展示・販売
・キャンピングカーの展示
・テントサウナ体験
・丸太運動会
・グルメブース(ジビエを使ったアウトドア料理など)
・森川海人っプロジェクトコーナー
・さがの樹プレゼント
など

イベントの詳細はこちら