第2回「木材生産拡大チーム会議」を開催しました
第2回目の「木材生産拡大チーム会議」を開催しました。
主に低コスト間伐を行う上での問題点、ポイントについて協議しました。
○日時
平成19年11月27日
○場所
佐賀県森林会館
○出席団体
県森林組合連合会、各森林組合、素材生産業者、市町関係、県農林事務所、県林業課
○主な意見
・佐賀中部森林組合及び伊万里西松浦森林組合から今年度モデル地区を設定する4地区について、作成した低コスト木材生産プランと取組状況の説明がありました。
・県林業課から全国における低コスト木材生産の現状、課題、優良事例について説明があり、佐賀県における現在の主な作業システムや生産コストの現状と照らし合わせ、今後の課題や取り組み目標(生産コストなど)について意見交換を行いました。
●架線系のラジキャリーでは、多少の横取りも可能であり、一定面積を確保するなど工夫すれば、低コストも期待できる。
●フォワーダは、どうしても登りでは馬力が弱く、効率が落ちるため、線形、ルートではそうした点も考慮して、搬出計画を立てることが必要。
●低コストを実現するためには、基本的に作業効率の高い機械(プロセッサ)の工程に他の作業工程を最大限近づけることが必要。
●高性能林業機械に作業員が十分に慣れていないことから、十分に効率が上がっていない。対策として作業員の研修が必要。
●プランを作成して提案型施業を推進していくためには森林所有者の手出し負担が出ないようにしていくことが必要。手出し負担がなければ、森林所有者の同意は得られやすいなど。