富士大和森林組合
佐賀県の木材生産作業の一部がここ、富士大和森林組合で行われている。製材のラインはまだ余力がありそうだ。
ところが、乾燥能力はまだ低い。今のところ、この一基に頼っている。「乾燥の釜がほしい」と現場の声。
需要と供給のバランスが重要だが、どちらが先行したら、良いのだろう? 需要が先に決まっているとおしかりを受けそうだが、意外と供給はもたつく。
少なくとも経済発展のさなかに、ジャストインタイム(必要なものを、必要なときに、必要なだけ)なる習慣が身に付いて、人はますますこらえ性がなくなった。
かつては筏に組んで上流から川を流し、それをもう一度,池に漬けてあくを抜いた。木が建築部材として使われるまで少なくとも2度、水をくぐってきた。その上乾燥に何年もかけた。長い長い時間、人はじっとその時を待った。
乾燥機なるものがなかった時代のことです。