県産木材地産地消の応援団12「株式会社小林産業」
今回は、昭和37年創業、有田町で総合建設業をされている株式会社小林産業建築部長の中島政幸さん、営業部課長の森浩一郎さん、営業部小林雄一郎さんにお話を伺いました。
小林産業では、宅地造成、製材、設計、施工まで一貫して取り組んでいます。何よりも、施主のこだわりや希望をとことん聞きながらも、木の良さを活かした効果的な木材の使い方を提案し、住む人が毎日健康に過ごせていつまでも愛される家づくりをしています。
例えば、自社の製材施設や倉庫には、約10棟分の木材のストックがありますが、山を持っている施主から自分山の木を使いたいという希望があった時には、一緒に山を確認に行き、そこから伐り出し、自社で丁寧に製材して一部の柱として使います。コスト面を勘案しつつ、施主の満足を高める工夫をしています。
この建築現場では、施主家族が、「これが、じいちゃんが育てたウチの山の木ね。」と、嬉しげに眼を細め、柱をなでられていたとのこと。
また、施主が立ち会い、プレカット加工前の木材検査した際には、倉庫内いっぱいに並べた木材を見て「こんなにたくさんの木材を使うのですね。」と驚かれていたそうです。建築現場のプレカット材だけでなく、木材そのものを施主に見せることの大切さも感じたとのことでした。
そして、森課長さんは、「やはり重要なのは、施主に木材の特性を丁寧に説明し、理解し納得して頂いた上で木材を使っていくことです。」とのこと。施主との打合せ時に、季節によって木材が収縮し隙間ができることなども説明しながら床材や腰板を選んだり、木材の乾燥が進むことで生じる割れも説明した上で、背割りした柱を適切に使っています。
小林産業では注文住宅のほとんどが木造住宅です。住宅完成時に施主の協力を得て見学会を実施しおり、今年7月に実施した完成見学会には、2日間で約200名の来場があり、「木の家はやっぱりいいね。」という言葉が多かったそうです。
施主の希望を聞きながらも、木の良さを活かした効果的な木材の使い方を提案して、満足度を高める様々な工夫を伺うことができました。
写真上から
株式会社小林産業 営業課長森浩一郎さんと小林雄一郎さん
現代和風と施主のこだわり古民家風が融合した住宅
ダイニングキッチン、リビング、玄関
◆株式会社小林産業
〒849-4165西松浦郡有田町黒川甲1582番地2
TEL:0955-46-2177 FAX:0955-46-2179
http://www.kobasan.co.jp/
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