■県産木材利用推進プロジェクト「木材需要拡大チーム会議」開催
平成24年10月31日(水)林業試験場において木材需要拡大チーム会議が開催されました。佐賀県木材協会 奈良崎英樹事務局長を座長として委員12名が参加して「県産木材の販路拡大」、「地産地消の応援団」、「公共建築物木材利用技術セミナー」等について協議されました。
<事務局からの事業概要の報告>
〇平成23年度木材需要拡大の取組実績
・HP及びTV放送を活用した県産木材・木造住宅のPR
・「佐賀県産木材」地産地消の応援団の活動
・「さが木づかい住宅」の募集と認定
・「佐賀県公共建築物木材利用促進方針」等による木造化の普及啓発
・県産木材の共同乾燥の実施
・「よかウッドフェスタ」・「木材利用シンポジウム」の開催
〇平成24年度 木材需要拡大の取組計画
・県産木材の販路拡大対策(広報・PR活動)
・「佐賀県産木材」地産地消の応援団の活動の推進
・「佐賀県公共建築物木材利用促進方針」等による木造化の普及啓発
・県産乾燥木材(AD・KD材)の生産に対する支援と品質等の検討
・木とふれあうイベントの開催
〇「佐賀県産木材」地産地消の応援団名簿について
〇「佐賀県公共建築物木材利用促進方針」のちらしの説明について
〇市町村木材利用促進方針の策定状況について
〇公共建築物木材利用技術セミナー開催について
〇よかウッドフェスタ開催について
<委員からの意見>
・JAS規格において「節」の規格が厳しい。強度に影響しない「流れ節」について検討してもらいたい。
・建築物毎に木材の規格が違うので、その都度規格に合わせて製材せざるを得ず、納期が逼迫したり、コストが嵩むなどの問題がある。ある程度統一規格ができていればストックが可能となり、コスト、納期問題の解決の糸口となる。
・市町村木材利用促進方針の策定に伴う、公共建築物の木材利用率はどのようになっているのか。
・高性能林業機械のプロセッサーの導入によって、曲材が多く出るなどの造材の質が悪くなっている。専門部会で検討できないか。
このほか、林業試験場の山口修特別研究員から「県産スギ大径材の乾燥技術に関する研究」について試験経過報告があり、現在乾燥試験中の平角材を委員に説明しました。