学校の床板をリフレッシュ(クリーニング)してみました
佐賀市富士町に「佐賀市立小中一貫校 北山校」があります。
平成20年から新校舎での生活が始まり、早4年が経とうとしています。
地元産の木材がふんだんに使われている校舎では、生徒や先生方が明るく楽しい、学校生活を送っているそうです。
さて、この校舎の床板は自然の風合いを活かすため、汚れや傷を防ぐためのコーティングをしていないそうです。
(これはこれで素晴らしい事と思います。)
毎日、床掃除(雑巾がけ)はしているものの、長年の汚れは蓄積していくものです。
そこで、今回、佐賀市教育委員会の協力を得て、「自然(石けん)塗装」による床板のクリーニングを実験してみました。
場所は、9年生の教室(中学3年にあたる学年)です。
工程は以下の通りです
モップを使って、石鹸塗料で洗浄する。(汚れ取り)
洗浄後、再度、モップで石鹸塗料を塗布する。(仕上げ)
たったこれだけですが、床板は見違えるようにキレイになりました。
今後は、石鹸塗料で雑巾がけのメンテナンスを行えば、良好な状態が保てると思います。
木造施設(木質内装)は、メンテナンスが大変とよく聞きます。
しかし、自分たちで出来るメンテナンスから取りかかる事が大切であり、また、手を掛ける事により愛着が沸くと思います。
さらに、木材は時間と手間を掛けた分、歴史の経過を醸し出す素晴らしい材料だと思います。
今回の実験を通じ、あらためて木材の良さを実感したしだいでした。
関光 拝
クリーニング前
作業中
クリーニング後