「2013LIVING&DESIGN OSAKA」に見る木材利用への取り組み
11月27日(水)から11月29日(金)にかけて、 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で、国際見本市『LIVING & DESIGN 2013ー住まいと暮らしのリノベーション TOTAL INTERIORー』が開催されました。
私も、情報収集ということで毎年参加していますが、今年は和歌山県木材協同組合が出展している物件に注目しました。
これは広谷純弘氏の設計で、二つの規格化された木材の部材を組み合わせて作られています。
和歌山県木材協同組合「森の茶室」
キューブ状の規格化された木材
「森の茶室」というテーマで作られており、中では「お茶」が振る舞われていました。
茶室の中にいると展示会場のざわめきから隔離され、むしろ静寂さえ感じられるほどでした。
「木材とデザイン」。木材の安らぐ感覚と高いデザイン性という、全く相対するものを取り入れた住空間がこれからのリフォームの需要な切り口になると思われます。
関光 拝
※広谷純弘(ヒロタニ ヨシヒロ)氏の略歴 一級建築士183441号
1956年 和歌山県和歌山市に生まれる
1980年 東京理科大学工学部建築学科卒業
1980年 株式会社建築研究所アーキヴィジョン入社
1995年 同社 副所長に就任
2006年 株式会社アーキヴィジョン広谷スタジオ設立
役職等
・和歌山大学 客員教授
・東京理科大学 非常勤講師
・富山市「木と出会えるまちづくり」調査委員