平成25年度県産木材利用推進プロジェクト「第2回木材需要拡大チーム会議」を開催しました。
12月13日(金)、佐賀市大和町の林業試験場「平成子ども記念の森学習館」において第2回木材需要拡大チーム会議を開催しました。
会議には、県産木材の流通・加工・消費関係の団体や行政の実務担当者が集まり、県産木材の需要拡大に向けた今年度の取組状況の報告や意見交換を行いました。
<今年度の取組状況の報告>
(1)県産木材の販路拡大に向けた広報・PR活動
・ホームページ「よかウッド」による情報発信。今年度12/3時点のアクセス件数は、約8万件。
・各種イベント会場におけるPR活動。諸富家具市(9/14?9/16)、がばいじゃーもくまつり(10/14)などにおいて、パネルの展示やパンフレットを配布。
(2)「佐賀県産木材」地産地消の応援団の活動支援
・県産木材利用PRを兼ねた住宅展示会等の開催において20社を助成支援。
(3)公共建築物の設計者等を対象とした木材利用技術セミナーを開催
・木構造振興株式会社の客員研究員 原田浩司氏 等を講師に迎え、グランデはがくれにて開催(11/6)。建築士等84名が参加。2月には、第2回目を開催予定。
(4)県産乾燥木材の生産支援
・今年度の県産乾燥木材の生産:人工乾燥木材200m3・天然乾燥木材2,800m3。佐賀県木材協会のホームページで在庫状況を随時更新し情報発信。
(5)木とふれあうイベント「よかウッドフェスタ」の開催
・佐賀市のどん3の森広場及びアバンセにおいて、木とふれあう様々な体験コーナーを開設したほか、木工工作コンクール等の各種表彰式を執り行う(11/2)。約2千人が来場。
(6)市町で整備する公共建築物に使用する「市町産木材」に係る定義の調査
・県内20の市町における「市町産木材」の定義状況をアンケー調査(5/28)。調査結果について、各市町の建築担当課及び林務担当課に通知(8/30)。
など
<メンバーからの意見等>
○唐津市では、市産木材を活用した市営住宅が建築されている。こうした事例も紹介するなどして、県内の公営住宅の木造化を推進していただきたい。
○公共建築物の施工では、内装木質化においても、無垢材を定時定量で供給できるように、使用される木材情報を早い段階で提供していただきたい。
○葉枯らし天然乾燥木材「さがの木」の生産においては、伐採現場で行われる葉付き乾燥期間について、現在の規格日数40日以上を60日以上に延ばしてもらいたい。
など
また、当日は、木材需要拡大チームの専門部会として設置されている「多角的利用部会」も開催され、県産木材を利用した小中学校の机椅子の製作コスト削減や薪ストーブの需要拡大に向けた取り組みなどについて意見交換を行いました。
木材需要拡大チーム座長(県木材協会事務局長)奈良﨑
平成25年度県産木材利用推進プロジェクト「第2回木材需要拡大チーム会議」2