「多良岳200年の森」設置の記念式典が開催されました。
平成26年10月17日(金)、藤津郡太良町大字糸岐の町有林において、太良町および多良岳200年の森つくり委員会の主催により「多良岳200年の森」記念式典が開催されました。
太良町では、森林所有者をはじめ関係者が「枝打100万本運動」や「多良岳材産地づくり」などに取り組まれ、その努力により適切に管理された人工林が育まれています。
今回、これらの森林資源を生かして長伐期大径材生産と森林の持つ防災、水源涵養、生物多様性の確保等様々な公益的機能を併せ持つ森林づくりを目指した「多良岳200年の森」が太良町のシンボルとして設置されました。
標高約500mの町有林内に、42から51年生のヒノキを主体とした団地(41.30ha)とスギの団地(9.80ha)が設置され、今後、太良町が事業主体となり、太良町森林組合が管理を行い、計画的に長伐期人工林の造成を実践されていく予定です。
将来の森林の姿として、ヒノキ林分では、成立本数100本/ha、平均胸高直径100cm、スギ林分では、成立本数80本/ha、平均胸高直径120cmを目標とされています。
式典は、太良町森林組合の村井代表理事組合長の開会で始まり、岩島太良町長の挨拶、今泉太良町森林組合参事による趣旨説明、来賓の方々からの祝辞に引き続き、関係者により記念碑の除幕が執り行われました。
また、式典当日の午後からは、太良町総合福祉センターにおいて、佐賀南部林政協議会の主催により「多良岳材産地づくり講演会」が開催されました。
一般社団法人日本森林技術協会の技術指導役 藤森隆郎氏により「今後の森づくり "持続可能な森林管理と今後の林業"」と題した講演が盛況のもと行われました。
岩島太良町長の挨拶
記念碑の除幕
「多良岳200年の森」
現在の森林の様子(後方の森林)
案内看板
「多良岳材産地づくり講演会」
岩島会長(太良町長)の挨拶
一般社団法人日本森林技術協会
技術指導役 藤森隆郎氏 による講演