「平谷しいたけ学校」が開催されました。
平成27年2月1日(月)、2月3日(水)2月5日(金)、2月8日(月)、2月9日(火)、2月13日(土)に、鹿島市山浦の自然の館「ひらたに」、において、「平谷しいたけ学校」が開催されました。
この事業は、「さが段階チャレンジ交付金事業」を活用し、地元の能古見地区振興会が主体となって実施されたものです。本番に備えて、関係者が集まり、昨年の夏頃から何回も打合せ会議を行い、安全に開催できるよう準備を進めてきました。また秋には自然の館「ひらたに」脇の市有林内に、しいたけのほだ場の造成とイノシシ除けのワイヤーメッシュ柵を設置しました。
本番は、2月1日から2月9日までは、鹿島市内の小学校7校の4年生303名を対象に1校または2校毎、順番に開校されました。
参加した小学生は、能古見地区振興会の上村会長さんのあいさつの後、鹿島市職員と自然の館の館長さんによる、しいたけが育つまでの説明と種駒打ち作業方法の説明があり、植菌ドリルを使った、穴あけの体験や、一人1本の原木に、30個ほどのしいたけの種駒を打ち込む体験を行い、隣接した、しいたけのほだ場までみんなで協力してほだ木を運搬し、仮伏せを行いました。
作業が一段落した後は、質問コーナーがあり、しいたけのことや、キノコのこと、山に住んでいる動物のことなど、様々な質問が寄せられ回答に困る場面もありました。
各小学校には種駒を打ち込んだ、しいたけのほだ木を5本ずつ持ち帰り、学校での管理や観察を行ってもらうことにしています。大切に管理してもらい、1年半後にはしいたけが発生することをお祈りします。
また、最終日の2月13日(土)は、一般参加の部の開催であり、あいにくの雨の中の開催となりましたが、応募された方、約120名が参加され盛況のうちに終了しました。
これから、しいたけのほだ木は能古見地区振興会で管理してもらい、しいたけが発生するのは、1年半後の秋の予定です。しいたけ学校に参加された方々は、しいたけが発生するまで、時々様子を見に来てもらいたいと思います。
最後になりますが、「平谷しいたけ学校」に携わった、能古見地区振興会の皆様、鹿島市農林水産課の職員の方々、自然の館「ひらたに」のスタッフの方々、お疲れ様でした。
しいたけの収穫が待ち遠しいですが、しいたけが無事発生するよう、日々の管理等よろしくお願いします。
杵藤農林事務所 林務第二課 普及担当
佐賀県林業試験場 普及指導担当
しいたけが育つまでの説明
植菌ドリルで穴あけ体験
菌駒打ち込み体験
ほだ木の運搬
仮伏せの様子
一般参加の部 菌駒打ち体験
一般参加の部 菌駒打ち体験