T邸 佐賀新聞社賞
【設計】サダカネ建築設計事務所/【施工】野中建設
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住宅の特徴(紹介)
平屋建て、玄関ポーチには車椅子での対応できるようスロープを設置、依頼主の要望により内外より活用できる土間の屋内倉庫を配置する。住宅を高気密化することにより住まいの湿度管理を容易にし、省エネルギーで快適な空調管理を行えるようにした。
住み手の思いを汲んだところ
日頃のストレスから解放してくれる木の香りにつつまれた癒しの空間であるとともに、随所にバリアフリーを意識した人生を楽しく健やかに迎えていただくための住まい”終の棲家”づくり。
木材(特に県産木材)の利用を工夫したところ
構造耐力上主要な部分について県産木材を約8割使用し、内装の腰壁、居間壁、天井の装飾についても県産材を生かした落ち着きのある生活空間を生むよう、また、内玄関・リビング・ダイニングに趣味の置物等を配置できるよう飾り棚も施す。
木材を使用した箇所(外装・内装)
外装箇所/無
内装箇所/玄関・廊下・台所、便所の腰壁、居間・寝室、屋内倉庫の壁
■住宅概要/敷地面積 496.81㎡・延床面積 151.31㎡
木材使用量(㎥)
全体使用量/17.9446
うち県産木材(㎥)
全体使用量/15.1473
うち構造材/14.3049
うち内装材/0.8424
審査委員講評
和室、トイレ、内倉庫に到るまで、随所に木材が使われ、県産木材の使用についてこだわりが強い。特にリビングの壁板の杉の張り方が特徴的であり、木を意識した家づくりとなっている。「木の香りに包まれたい」という住み手の思いを、叶えた家となっている。