M邸 佐賀新聞社賞
【施工・設計】株式会社住工房プラスアルファ
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自分の山で育てた愛着ある木を製材・加工業者と連携しながら設計、施工した愛着ある住宅。薪ストーブ、床暖房と冬場は特に快適な住環境。
住宅の特徴(紹介)
施主ご自身の所有している山の木で建てた住宅です。材を切り出し、製材を待っていた木材があるとの事で、加工業者とも連携しながら、ご自身の山の木で素晴らしい住宅を建てる事が出来ました。愛着ある山の木なので、たくさん表に出せるように考え設計しました。
住み手の思いを汲んだところ
ご自身の山の木を使いたいと言う事で、製材の方とも協力しその思いを実現する事が出来ました。山の上の住宅なので寒いからと言う事で、薪ストーブと床暖房を採用し寒くない家をつくることを心掛けました。
木材(特に県産木材)の利用を工夫したところ
大きな梁を見せたかったので、2階ホールは下に天井を貼らず、梁と床板が見えています。子供部屋に入る廊下の両側に吹抜けを取り、梁の迫力を感じられるように室内にブリッジを作りました。リビング天井にも県産杉板を貼っているので、リビングから見上げると、木のいい雰囲気に圧倒されます。
木材を使用した箇所(外装・内装)
外装箇所/1階部分(レッドシダー)
内装箇所/1・2階床板(熊本県小国産)、造作家具(福岡県産)、2階天井板(佐賀県産)
構造材:佐賀県産
■住宅概要/敷地面積 325.92㎡・延床面積 108.89㎡
木材使用量(㎥)
全体使用量/17.8758
うち県産木材(㎥)
全体使用量/9.224
うち構造材/8.571
うち内装材/0.653
うち外装材/0
審査委員講評
お子様のために階段に本棚を作成したり、天井の高さを低→高にしたりと楽しい工夫をされている。
家族団らんが演出できる空間で木の心地よさを感じながら快適な住まいを目指して設計されていると感じる。