M邸 優秀賞さがの木の住まいコンクール審查委員長賞
【施工】株式会社松岡工ム店/【設計】蒼空間設計事務所
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家族のだんらんを楽しむ佐賀の木を使った自由自在な空間。
住宅の特徴(紹介)
ウッドデッキまで葺き下ろした大きな屋根が印象的です。玄関まで下屋通路を設けて雨対策をしています。外断熱工法の特性を生かして勾配天井、ロフトによる空間を演出しても断熱性能も担保できています。土間に薪ストーブがある家です。
住み手の思いを汲んだところ
「キッチンをコの字にしたい」と奥様の希望で、テーブルとシステムキッチンを同じにするためにキッチンの床を下げて対応しています。和風住宅の特徴ある軒を深くしたいということで、軒の出を900にしています。
木材(特に県産木材)の利用を工夫したところ
水廻り以外の部屋に床材として杉材を用いています。大黒柱として、材木店の協力で杉芯持赤上小5寸角を建てることが出来ました。LDKの化粧梁、登り梁に杉材を使い、天井板も杉板白を用いています。
木材を使用した箇所(外装・内装)
1. 床材
2. LDK ロフト
3. 天井
■住宅概要/敷地面積 316.55㎡・延床面積 120.01㎡
木材使用量(㎥)
全体使用量/19.63
うち構造材/11.53
うち県産木材(㎥)
全体使用量/15.92
うち構造材/10.68
審査委員講評
施主の意向も踏まえながらステップフロアを取り入れて、子どもたちを思いやる両親の考えが反映された住宅として高く評価できる。