I邸 入賞(佐賀新聞社賞)
【施工・設計】有限会社菰田建設
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無垢材と漆喰でつくる純和風の平屋建て
住宅の特徴(紹介)
最近では珍しくなった外部漆喰塗の住宅で、漆喰の白さと杉板の腰板がとても際立つ住宅。内部は床・天井すべて無垢板を使用。
壁は漆喰と珪藻土を使い、自然素材をふんだんに使用した住宅。
住み手の思いを汲んだところ
和風を好まれていたため、和風調でありながら、スッキリとまた、メンテナンスがしやすい住宅。木材をふんだんに使い、畳の部屋も2部屋にして自然素材に囲まれた住宅。
木材(特に県産木材)の利用を工夫したところ
構造材はもちろんほぼ県産材を使用し、造作・仕上げにもたくさんの県産材を使用。どの部屋にいても木のぬくもりを肌で感じられる住宅。板材はすべて無垢板を使用。
木材を使用した箇所(外装・内装)
外部は腰板、軒天。内部は床・天井・腰板に使用。建具も杉材を使用。
■住宅概要/敷地面積 741.74㎡・延床面積 96.88㎡
木材使用量(㎥)
全体使用量/16.25
うち構造材/15.41
うち県産木材(㎥)
全体使用量/15.62
うち構造材/14.77
内装材面積/28.02㎡
審査委員講評
漆喰の白の美しさに目を奪われる和の外観。スギやヒノキ、ケヤキなど多種類の木を使い分けた内装は、床と天井の全てに県産スギの無垢材、内壁に漆喰と珪藻土を使用し、自然素材ならではの清々しい空気が広がります。建具やトイレ、洗面室にも木材をふんだんに使用。造作の木製建具や天井の細工など和の意匠もこだわりです。