【施工】笹川工建株式会社
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住宅の特徴(紹介)
31坪の総二階でありながら、無駄な廊下などを無くし、必要な機能を十分なほどに設計している。キッチンの向かいにある小上がりの畳ダイニングは、必要に応じてダイニングテーブルを掘りごたつの中に収めれば、客間としての利用が可能なようになっている。建物の高さを抑えることによって総二階の箱型のイメージではなく、重心の低い綺麗な外観を設計した。リビング吹き抜けの大きなFIX窓は、特注で作成し、一階の窓とのバランスも見ながら配置。また深い庇によって夏の陽ざし、冬の暖かな日差しを取り込むこともできる空間となっている。南側には、交通量の多い道路沿いということもあり、目隠しの木のフェンスを設けカーテンを開けていても視線が気にならないような設計をしている。
住み手の思いを汲んだところ
コンパクトながらも広く見えるように、リビングに抜き抜けを設け2階の空間を繋げた。また、どの部屋からもアクセスできるファミリークローゼットで、将来的な家族形態の変化にも対応できるようにしている。洋室も同様にセパレートできるようにしている。
木材(特に県産木材)の利用を工夫したところ
室内では、構造材が化粧材にもなるような架構設計を実施。南側の顔となる部分に、木の化粧を施した。
木材を使用した箇所(外装・内装)
南側1F 2F外壁
■住宅概要/敷地面積 253.78㎡・延床面積 95.64㎡
木材使用量(㎥)
全体使用量/11.58
うち構造材/11.58
うち県産木材(㎥)
全体使用量/8.57
うち構造材/8.57
外装材面積/21.25