【施工】綾部建設/【設計】雅建築設計工房
36
住宅の特徴(紹介)
敷地は住宅が立ち並ぶ一角にあり高低差があります。周囲からの視線によるプライバシーの確保及び庭の積極的な利用を考慮して庭を取込んだコの字型の住いです。玄関ポーチの軒天井・客間の天井・タタミコーナーの堀こたつに県産木材の杉板を使用することで温かみのある心地良い空間となりました。
住み手の思いを汲んだところ
新しいお家は風通しが良く気軽に日向ぼっこが出来、将来車イスを使用できるようにとの要望がありましたので、周囲の視線が気にならないよう庭を取込んだコの字型としました。敷地に高低差が1.5m程あり上り下りが楽になるよう西側に玄関へ通ずる踊場を設けた緩やかな階段を設け東側には車イス用のスロープを設けました。
木材(特に県産木材)の利用を工夫したところ
玄関ポーチの軒天井は杉板張り保護塗装とし木のぬくもりを感じられ帰ってくる家族を気持ちよく迎えてくれるでしょう。客間の天井及び堀こたつには杉板(板目)を使用し木材の自然素材によるやすらぎの空間となりました。
木材を使用した箇所(外装・内装)
・玄関ポーチの軒天井・客間の天井・タタミコーナーの堀こたつ
■住宅概要/敷地面積 293.76㎡・延床面積 116.90㎡
木材使用量(㎥)
全体使用量/23.55
うち構造材/18.36
うち県産木材(㎥)
全体使用量/16.87
うち構造材/15.72
外装材面積/4.10
内装材面積/8.76