【施工】株式会社佐藤木材/【設計】株式会社佐藤建築一級建築事務所
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住宅の特徴(紹介)
天然感想の木材を1本1本丁寧に職人の手で刻み、昔ながらの土壁や貫、竹木舞などを用いて建てた人にも環境にも優しい住宅です。特に近年多く見られる住宅は軒が短く、夏の日差しによる暑さを人工的に凌ぐ仕様となっていますが、本住宅は日差しの届きづらい冬にも考慮した軒の出で、土壁の特徴も加わり、夏でも涼しさを感じる住環境となっています。
住み手の思いを汲んだところ
先祖から伝わるモノを大切にしておられる施主のために、収納するスペースをできる限り多く確保しました。来客の多い施主のため、縁側を広く設けつつ、プライベート空間や動きやすく生活のしやすい動線の確保に努めました。
木材(特に県産木材)の利用を工夫したところ
木材の特徴を最大限活かすことができるよう、天然乾燥木材の使用と職人の手による手刻みにこだわっています。また、使用する木材の生産履歴を明確にし、地産地消や顔の見える家づくりの大切さについて多くの人に共感してもらえるように取り組んでいます。
木材を使用した箇所(外装・内装)
外装・・・外壁
内装・・・天井、壁、床
■住宅概要/敷地面積 108.53㎡・延床面積 102.14㎡
木材使用量(㎥)
全体使用量/47.18
うち県産木材(㎥)
全体使用量/46.89
外装材面積/78.02
内装材面積/85.02