【施工・設計】株式会社マベック
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kominka火風水土 最優秀賞佐賀県知事賞
築150年以上の農家古民家をゲストハウスにフルリフォーム。古の時と今をつなぐ大切な場所へ。
住宅の特徴（紹介）
空き家になっていた築150年以上の農家古民家をフルリフォームしました。柱梁・木製建具・土壁などを補修をし、趣がある日本家屋のイメージを壊さないように土間のスペースを広く取りどこか懐かしい雰囲気を残しています。
木材を使用した箇所（外装・内装）
外装では、玄関ポーチ周りの腰壁に使用しました。
内装では、床材のフローリング、キッチンカウンターとトイレの腰壁です。
木材（特に県産木材）の利用を工夫したところ
構造材は既存の木材を修理して利用し、化粧材には県産材の木材を使用することで、それぞれの木材の役割と特徴を分けました。
施主の思いを汲んだところ
将来農家民宿をされる予定でしたので、佐賀県以外の方にも県産材を知っていただきたいということで、なるべく目につきやすい箇所に化粧材として使用しました。
特に畳の代わりに敷き詰めた杉板のフローリングは、木の柔らかさを素足で実感していただけると思います。
■住宅概要／敷地面積 491.70㎡・延床面積 127.08㎡
木材使用量（㎥）
うち県産木材（㎥）
全体使用量／0.61
外装材面積／4.02
内装材面積／43.47
After
審査委員講評
農家古民家がkominka火風水土として生まれ変わりました。構造材は既存の木材を修理して再利用し、化粧材には県産材を使用することでそれぞれの特徴を活かし、意識的に役割を分けられています。畳の代わりに敷き詰められたスギ板のフローリングは、木の柔らかさを素足で実感していただけると思います。