プロジェクトの趣旨

森林は、木材の生産はもとより、水源のかん養や地球温暖化の防止など様々な公益的機能を有しており、これらの機能を持続的に発揮させていくためには、森林が適切に利用されることが必要です。
県産木材の利用拡大による森林資源の循環利用を推進するため、「木材の生産拡大」と「木材の需要拡大」を一体的に進める「県産木材利用推進プロジェクト」を県民協働で実施しています。

 

プロジェクトの推進事項

木材生産拡大の推進

高性能林業機械を活用した新たな間伐技術の確立と普及啓発等による「低コスト生産体制づくり」を進めます。

  • 列状間伐などの低コスト間伐モデル地区の設定
  • 列状間伐などの実施に伴う高性能林業機械の利用促進
  • 間伐等に係る森林施業の集約化
列状間伐 高性能林業機械

木材需要拡大の推進

品質の安定した乾燥木材の生産コスト縮減等による「流通・加工システムづくり」を進めます。

  • 県産人工乾燥木材の生産技術の確立
  • 「県産乾燥木材認証制度」の創設
  • 県産木材の供給情報等の発信
  • 県産木材を使用した「こだわりのある家づくり」の推進

県産木材の利用の意義や木造文化などの普及啓発を図る「木づかい運動」を展開します。

  • 県及び市町の公共事業における木材利用拡大の推進
  • 民間企業における内装木質化及び備品の木製品化の推進
  • 木造文化や木材利用の啓発を行う「木づかい塾」等の開催
  • 木とのふれあい活動などを行う「木工教室」等の開催
学校の内装木質化 木工教室

住宅建築部局とのタイアップにより、県民に対し、県産乾燥木材を使用した木造住宅づくりを進めます。

  • 県産木材を使用した家づくりの推進
  • 大工・工務店等を対象とした木造住宅の普及啓発
県産木材を使用した家づくり 木造住宅の普及啓発

 

プロジェクトの数値目標

プロジェクトでは、県内の森林が適切に循環利用されるために必要な、県産木材の生産量及び県産木材の県内消費量を数値目標として設定しました。

区分 現状
(平成15年~17年 平均)
目標
(平成23年)
県産木材(製材用素材)の生産量 70,000 110,000
県産木材(製材品)の県内消費量 12,100 29,000

 

プロジェクトの実施期間

平成19年度から平成23年度までの5箇年間です。

 

プロジェクトの推進体制

プロジェクトの円滑かつ効果的な展開を図るため、次の推進体制を整備します。

1 県産木材利用推進プロジェクト会議

県段階に、「県産木材利用推進プロジェクト会議」を置き、プロジェクトの推進に関する基本的な事項の決定などを行い、プロジェクト全体を推進します。
「県産木材利用推進プロジェクト会議」は、特定非営利活動法人、学識経験者、消費者団体、住宅建築関係団体、林業・木材産業関係団体の代表、報道関係者、行政等をもって組織します。

2 テーマ別推進チーム

県産木材利用推進プロジェクト実施要綱の推進事項を確実に実施していくため、「木材の生産拡大」、「木材の需要拡大」のテーマ毎に推進チームを設置し、課題・問題点の把握、課題の解決に向けた検討を行うとともに、チームの構成員と連携して実践活動を展開します。
「テーマ別推進チーム」は、チーム毎に座長が指名した林業・木材産業関係団体、住宅建築関係団体、特定非営利活動法人、森林管理署、行政等の担当者等をもって組織します。

3 県産木材利用推進地区会議

県内の「流域森林・林業活性化センター」毎に、「県産木材利用推進地区会議」を設置し、地区内においてプロジェクトの普及・伝達や県産木材利用推進に関する情報の収集・発信等を行い、各地区における県産木材利用推進活動を支援します。
「県産木材利用推進地区会議」は、地区の住宅建築関係団体、林業・木材産業関係団体の代表、行政等をもって組織します。